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スズキ・アクロス(画像: スズキの発表資料より)[写真拡大]
スズキ・イタリアは、スズキ・アクロスとして、トヨタ・RAV4 PHEVをOEMで提供すると発表した。愛知県のトヨタ系工場で、6月から生産を開始しているようだ。スズキはアクロスを欧州でのみ販売するようで、日本国内での発売は発表されていない。
【こちらも】スズキ・スイフトシリーズが安全装備強化 新グレード体制への移行も
トヨタ・RAV4 PHEVとスズキ・アクロスのデザインの違いは、フェイス部分だけのようだ。4WDシステムは、RAV4 PHEVと同じ「E-Four」。パワーユニットは、RAV4 PHEVと基本的に共通のようで、システム最高出力は225kW(306PS)。0-100km/h加速タイムは6.0秒とスポーツカー並みの加速力を持っている。
アクロスの低速域におけるトルクの強さはモーターによる特徴で、イタリアでは太陽道路、ドイツではアウトバーンと、高速性能が要求される欧州の交通環境では、EVであるよりもPHEVの方が実用的な面でも適合すると思われる。最高航続距離1,300kmと言う性能のうち、EVモードで95kmの航続距離はクラストップレベルの性能であると言える。
スズキとの緩やかな協調体制はトヨタの国内工場の稼働率を上げ、またスズキは、欧州において燃費規制をクリアできる製品を供給でき、トヨタグループ全体としての効率を上げることに寄与していくのだろう。国内市場では、以前よりトヨタの子会社化しているダイハツ・ロッキーのOEM供給をトヨタが受け、トヨタ・ライズでロッキーの2倍の売り上げを示している。これらはトヨタ国内ディーラーのテコ入れ策として有効であり、トヨタグループの相乗効果が表れている。
その反対に、日産とルノーは目立った相乗効果を上げているようには評価できない。こうした協業体制で資金効率を上げていかないと、変化の激しい市場で生き残れまい。トヨタと協業しているスバルもHV技術をトヨタから供給を受け、北米での燃費規制クリアを進めているようだ。
PHEVは現在、市場の情勢から見ると最も的確であるようだが、テスラは市場価値ではトヨタを抜いており、トヨタの1/30の生産台数ながら期待を集めているようだ。BEVについて、トヨタは中国から始めているようだが、生産台数は少なくとも、市場にアピールするつもりで世界に向け発売するべきなのではないだろうか?
しかし、現状の市場ニーズをトヨタは的確につかんでいるようで、小型SUV市場でヒットを続けている。(記事:kenzoogata・記事一覧を見る)
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