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NTTファイナンス、NTTグループ初のグリーンボンド発行 条件を発表
NTTファイナンスは19日、25日に発行するNTTグループ初のグリーンボンドの条件を発表した。それによると、発行額は400億円で発行年限は3年、利率は0.001%だという。今回のグリーンボンドで集めた資金は、環境課題解決のためのプロジェクトに充てられる。これにより、社会の持続的成長への貢献を目指す考えだ。
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●環境問題解決の資金を調達する債券
グリーンボンドの大きな特徴は、集めた資金の使い道が環境問題の解決に限定される点である。そのため、調達した資金が確実に追跡管理されるほか、レポーティングによる透明性の確保も図られている。
グリーンボンドはもともと欧米諸国で発行されてきた債券だが、日本でもその発行額は年々増加している。2014年には発行件数が1件で発行総額は337億5,000万円だったが、2019年には発行件数58件、発行総額8,238億3,000万円にまで成長した。
●NTTグループがグリーンボンドを発行したわけ
NTTグループはこれまでにも社会的課題の解決や、安心・安全で持続可能な社会の実現に取り組んできた。中でも環境課題を重要課題の1つとしているのは、日本全体の発電量の約1%(2015年度)を使い事業活動を行っているということもある。
NTTグループは事業を通じた環境課題への取り組みとして、新たなサービスや最先端技術の積極的な開発・普及に力を入れている。今回のグリーンボンドで集めた資金は、これらの取り組みをさらに充実させるために使われる予定だ。
●グリーンボンドのメリット
グリーンボンドの発行は、資金調達ができることはもちろん、企業価値の向上やイメージアップといった効果をもたらす。一方、投資家にとっては、資産運用を行いながら環境問題に貢献できる点が魅力だ。
今回発行されるNTTファイナンスのグリーンボンドは、利率が高いとはいえない。しかし、環境問題への取り組みに興味がある人は、資産の1つとして投資を検討してもよいだろう。(記事:yamamoto・記事一覧を見る)
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