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残酷だけれど観てほしい名作 エルフェンリート
残酷だけれど観てほしい名作~ エルフェンリート[写真拡大]
記事提供元:アニメコラムサイト|あにぶ
ディクロニウスという危険な存在
岡本倫さんによる漫画「エルフェンリート」のアニメが2004年に放映されました。
目視出来ない強力な力を持つ腕「ベクター」と頭部に二本の角のようなものが生えた、人間の女性の姿をしている「ディクロニウス」と呼ばれる存在。人に危害を加える危険な存在として極秘に隔離されていましたが、その中のひとり「ルーシー」というディクロニウスは研究所から脱走します。海に流され浜辺に流れ着いたルーシーでしたが、脱走時に受けたダメージにより記憶を失っており、「にゅう」としか呟けない少女となってしまいます。浜辺でルーシーに出会った青年「コウタ」は彼女を放っておくことが出来ず、彼女が危険な存在であることも知らずに自分が住む「楓荘」に連れて帰ります。
このページの目次
1 一見かわいい少女たちですが…2 せめてOPだけ視聴してください!3 心が健康なときに観ることをお勧めします
■一見かわいい少女たちですが…
「にゅう」と呟くことからコウタに「にゅう」と名付けられたルーシー。にゅうとしてのルーシーは無邪気で無知、角がある以外は普通の女の子です。
しかし、本来のルーシーとしての人格も消えてはおらず、頭部に衝撃を受けると本来のルーシーに戻り、その際は非常に冷酷で残忍になり、ベクターを使い容赦なく攻撃します。
第一話から既にその残忍さは描かれており、グロテスクな描写に耐えられない視聴者の方もいたかと思います…
同じくディクロニウスである「ナナ」は研究所にて実験台にされる日々を過ごしていましたが、室長の「蔵間」という男性を父親と思い込むことで辛い日々を耐えてきました。ルーシーが逃走したことによりナナが刺客として送り出されることになった際、ナナは蔵間がしているネクタイがほしいとねだり、それをリボンのように頭に結びます。彼女の健気さ、蔵間への想いが表れていてちょっとほっこりするシーンです。
ただ、その後ルーシーとしての本性を現した彼女との戦いの果て、ナナの体は……このシーンもグロ耐性がある方にだけ、ご視聴をお勧めします…!
見た目はとても可愛らしい少女たちなので、可愛い子が悲惨な目に遭う、というギャップは感じられるかもしれません。
■せめてOPだけ視聴してください!
グロテスクな内容に耐えられる余裕なんてない…という方には、OP映像だけでも観てほしいです。
映像は裸のルーシーがメインとして映りますが、「グスタフ・クリムト」が描いた絵画を元に作られています。クリムトの描く官能的で、それでいてどこか死を連想させるような絵をOPに使用する…なかなか他のアニメ作品では見られない試みに感動しました。
そしてOPに使用された曲、「LILIUM」はラテン語で作られた曲で、厳かで美しい印象があります。海外でも人気が高い曲であり、教会にて讃美歌として歌われるほどになるまでの広がりを見せました。
映像と音楽、その二つが絶妙にマッチしており、何度でも観たいOPです。
筆者がこの作品を観よう!と思ったきっかけも、たまたま深夜にテレビでこのOPを観たことから、です。
■心が健康なときに観ることをお勧めします
物語としては、残酷で、切なく、でも救いもある、いろんな感情が波のように押し寄せてくるアニメだと思います。
たまに登場するクスッと笑えるシーンや、女の子同士の仲の良い姿は癒しです♪
グロは苦手…という方も多いとは思いますが、得られるものも多いアニメなので、心に余裕があるときに勇気を出して視聴してみてください……!
せめてOP映像だけでも!!名曲です!!
エルフェンリートは社会の理不尽さにモノ申したいときに見るべきアニメ
(あにぶ編集部/のいせ)
情報提供元:あにぶは、アニメのおたくな情報やアニメのニュースを初め、アニメのコラムなどを配信しているアニメコラムサイトです。
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