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ブラジルで発見された新ウイルス「Yaravirus」 遺伝子の大半が未知
記事提供元:スラド
「その遺伝子の大半が未知」という不可思議なウイルスが発見され、研究者が頭を悩ませているという(Independent、LiveScience、Complex)。
このウイルスは南米に伝わる神話に登場する「水の母」を示す「Iara」を取って「Yaravirus」と名付けられており、ブラジルの「Lake Pampulha」という人工湖で収集されたアメーバから採取された。このウイルスのサイズは直径80ナノメートルほどで、アメーバに感染する一般的なウイルスのサイズ(200ナノメートル)よりも明らかに小さいだけでなく、その遺伝子を分析したところ、その90%が未知のものだったという。
遺伝子分析の結果では、このウイルスは74の遺伝子を持っていたが、そのうち既知のものは6つのみ。さらにウイルスを覆うタンパク質の殻(カプシド)についても既存のタンパク質とは大きくことなっているそうで、このウイルスの起源や、どのように進化したかについて大きな謎が残されているという。
なお、このYaravirusが人間に感染することはないという。
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