マツダ・新型フレアクロスオーバー発売 スズキ・ハスラー同様 64馬力規制

2020年2月7日 18:58

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マツダ フレアクロスオーバー「HYBRID XG」(4WD車) (画像: マツダの発表資料より)

マツダ フレアクロスオーバー「HYBRID XG」(4WD車) (画像: マツダの発表資料より)[写真拡大]

 2月27日に発売されるマツダ・新型フレアクロスオーバーは、元々スズキからのOEM(スズキ生産、マツダ販売)供給で、2019年12月24日に発表されたスズキ・ハスラーのフルモデルチェンジを受けたものである。

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 デザインを内外とも変更し、室内空間を広げている。運転支援システムの機能アップも図り、安全性がレベルアップされた。660ccのエンジンは、ターボでも最高出力は64馬力に自主規制されているだが、本来100馬力を出すことは現在の技術なら可能であろう。

 新型フレアクロスオーバーは全長×全幅×全高=3395×1475×1680mm、ホイールベース=2460mm。従来モデルより全高で15mm、ホイールベースで35mm延長された。室内は余裕が出ているが、シート間30mm拡大は実感できる数字であろう。すべてのグレードにFF、AWD車が設定されているのだが、ホイールベース延長も苦にしていないようだ。

 用意されたエンジンは660cc直3NA最高出力49PSと、最高出力64PSターボエンジンの2種類が設定され、ともにマイルドハイブリッドが装備される。マイルドハイブリッドはISG(モーター機能付発電機)により、鉛バッテリーと専用リチウムイオンバッテリーの両方を持ち、回生ブレーキで減速時のエネルギーを利用して両バッテリーに充電する。

 簡易型HVシステムと言えるが、運動エネルギーを回収するこのシステムはエンジン車全車が備えるべきであろう。

 ターボエンジンは、現代の技術であれば660ccでも100馬力出すことは可能であろうと思う。だが、これには1987年ごろから続く業界団体の自主規制が今でも生きているようで、各社とも64馬力を上限としている。

 CVTミッションはトルコン(AT)付きとされているが、湿式多板クラッチであるとオイルの管理が気難しいこともあり、ATのほうがメンテナンスに気を遣わないのかもしれない。

 新型フレアクロスオーバーのインテリアは、「3連インパネカラーガーニッシュ」と称する「メーター・オーディオ・助手席」の3カ所を大きく囲んだ特徴あるデザインとなっている。表示切替ディスプレイなどが分かりにくくなってしまうため、機能別に場所を変えて表示する考え方に賛同する。

 ソフトが多くなるにごとにますます多機能となる画面表示について、スイッチ操作も含めてさらに「誤操作」を無くすことが必要だ。特に運転支援システムのスイッチなどは、誤操作を防ぐため分かりやすくすることが望まれる。(記事:kenzoogata・記事一覧を見る

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