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2019年第4四半期の世界スマホ出荷台数、Appleが8四半期ぶりの1位
headless曰く、
IDCの推計によると、2019年第4四半期のスマートフォン出荷台数でAppleが2017年第4四半期以来8四半期ぶりにSamsungを抜いて1位に上昇している(プレスリリース)。
Appleの出荷台数は前年同四半期比540万台増(7.9%増)の7,380万台。毎年Appleの出荷台数は新機種発売直後の第4四半期に最も多くなるが、7,000万台を超えるのも2017年第4四半期以来となる。シェアも20.0%に到達し、2012年第4四半期以来の20%台となった。Apple CEOのティム・クック氏は第4四半期のすべての週でiPhone 11が新機種3モデル中最も売れていたと2020年度第1四半期(2019年第4四半期)業績発表のカンファレンスコールで述べており、低価格モデルが出荷台数を押し上げたとみられる。IDCでは噂されている「SE」新モデルの価格が予算を重視する購入者のスイートスポットをヒットすれば、新興国市場でのシェアを伸ばすことができるとの見方を示している。
2位のSamsungは90万台減(1.2%減)の6,940万台、3位のHuaweiは430万台減(4.3%減)の5,620万台。Samsungのシェア(18.8%)は前年同四半期と同じだが、Huaweiのシェア(15.2%)は1.0ポイント減少している。Huaweiの出荷台数が減少するのは2017年第4四半期以来8四半期ぶり。IDCによるとHuaweiは中国では引き続き好調だが、国際市場では最新モデルのMate 30シリーズでGoogleサービスが使用できないことが重しになっているという。
第4四半期に最も成長したのは4位のXiaomiで、前年同四半期比780万台増(31.1%増)の3,280万台。シェアは8.9%(2.2ポイント増)まで増加した。5位のOPPOも130万台増(4.2%増)の3,060万台で、シェアは7.9%(0.4ポイント増)となった。Xiaomi・OPPOともに中国国内市場ではHuaweiに押され続けているが、国外市場への注力を継続することで成長しているようだ。6位以下の合計は1,350万台減(11.3%)の1億600万台で、トップ5ベンダーが71.2%を占める状態になっている。出荷台数総計は430万台減(1.1%減)の3億6,880万台となった。
2019年の年間出荷台数ではSamsungが350万台増(1.2%増)の2億9,570万台で1位を維持し、Huaweiが3,460万台増(16.8%増)の2億4,060万台でAppleを上回る2位に初めて上昇した。3位のAppleは1,780万台減(17.8%減)の1億9,100万台となり、トップ5で唯一減少している。4位のXiaomiは650万台増(5.5%増)の1億2,560万台、5位のOPPOは100万台増(0.9%増)の1億1,430万台。6位以下の合計は5,960万台減(12.9%減)の4億360万台となり、年間でもトップ5の合計シェアが70.6%と7割以上を占める状態になっている。年間の出荷台数総計は3,160万台減(2.3%)減の13億7,100万台、3年連続の減少となった。
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