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【注目銘柄】ヨコレイは20年春に新設備の稼働が相次ぎ東京オリンピックに向けた繁忙期を先取る
ヨコレイ(横浜冷凍)<2874>(東1)は2020年、4~5月にかけて「つくば物流センター」「長崎ソーティングスポット」が相次いで竣工する予定で、18年に稼働し始めた「東京羽田物流センター」「名港物流センター」に続き、最新の保管・物流施設が中核を担う体制になる。[写真拡大]
■今期の増収増益転換計画に上乗せ効果の可能性が
ヨコレイ(横浜冷凍)<2874>(東1)は2020年、4~5月にかけて「つくば物流センター」「長崎ソーティングスポット」が相次いで竣工する予定で、18年に稼働し始めた「東京羽田物流センター」「名港物流センター」に続き、最新の保管・物流施設が中核を担う体制になる。さらに、21年1月には「福岡アイランドシティ物流センター(=写真)」も竣工し稼働を開始する計画だ。
20年は、夏に東京オリンピック・パラリンピックが開催される。このため、国内の倉庫物流は開催期間中に様々な制限を受けることが予想され、開催前に繁忙期が集中するとみられている。同社の新設備は、こうした需要に対応する上で、他社に先駆けて最新のサービスを提供できることになり、調査筋の中には、東京オリ・パラを機に取引拡大やシェアアップにつながるのではと注目する姿勢がある。
こうした期待の部分を除いても、今期(2020年9月期)の業績は大きく回復する見通しとしている。1月には連結子会社2社を吸収合併する予定で、グループ事業の効率化が進むことなどにより、連結業績見通しは、売上高を1430億円(前期比2.2%の増加)とし、経常利益は60億円(同21.3%の増加)、親会社株主に帰属する当期純利益は39億円(同15.2%の増加)、1株利益は66円54銭を想定する。
■微調整後の展開が注目
19年の株価は5月から11月にかけて上昇軌道を描き、1118円まで上げた。年末にかけては、その上げ幅の3分の1ほど下げ、1000円前後で19年を終えた。「3分の1押し」や「半値押し」は、上昇途上の微調整としてよく発生するもので、いわば健全な調整とみられている。20年の業績回復とオリンピック・パラリンピックに向けた新設備の寄与を重ね合わせると、微調整後の展開が注目されるところだ。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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