概況からBRICsを知ろう ブラジル市場は小反落、積極的な買いは手控えられた

2019年12月2日 09:52

印刷

記事提供元:フィスコ


*09:52JST 概況からBRICsを知ろう ブラジル市場は小反落、積極的な買いは手控えられた
【ブラジル】ボベスパ指数 108233.28 -0.05%
11月29日のブラジル市場は小反落。主要指標のボベスパ指数は前日比56.81ポイント安(-0.05%)の108233.28で取引を終えた。108707.5から107759.4まで下落した。

朝方はプラス圏を回復する場面もあったが、その後は再び売りに押された。翌営業日2日に11月のマークイット製造業購買担当者景気指数(PMI)のほか、3日に7-9月期の国内総生産(GDP)の発表を控え、積極的な買いは手控えられた。また、米中通商協議の先行きを見極めたいとのムードも強い。一方、指数の下値は限定的。外資の流入期待が指数をサポートした。

【ロシア】MICEX指数 2935.37 +0.27%
11月29日のロシア株式市場は4日ぶりに反発。主要指標のMOEX指数は前日比7.80ポイント高(+0.27%)の2935.37で取引を終了した。2911.56から2936.24まで上昇した。

軟調な展開が続いた後は終盤にプラス圏を回復した。ガスプロム(GAZP)の上昇が指数をサポート。増配発表が好感されたもようだ。同社はこのほど、2022年から純利益(国際会計基準)の50%を配当に回す計画を発表した。一方、指数の上値は重い。アジア市場の下落が足かせとなったほか、米中通商協議の先行きを見極めたいとのムードが引き続き強い。

【インド】SENSEX指数 40793.81 -0.82%
11月29日のインドSENSEX指数は3日ぶりに反落。前日比336.36ポイント安(-0.82%)の40793.81、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同95.10ポイント安(-0.78%)の12056.05で取引を終えた。

売りが先行した後は下げ幅をやや拡大させ、引けまで狭いレンジで推移した。アジア市場の下落を受け、インド株にも売り圧力が強まった。また、香港問題をめぐる米中対立への懸念が高まっていることも圧迫材料。国内では、地方の財政赤字の拡大や財政収支の悪化などが引き続き指数の足かせとなった。また、景気成長鈍化への懸念も引き続き嫌気された。なお、7-9月期の成長率は前期の5.0%から一段と鈍化し、4.5%まで低下した。

【中国本土】上海総合指数 2871.98 -0.61%
11月29日の上海総合指数は値下がり。主要指標の上海総合指数は、前日比17.71ポイント安(-0.61%)の2871.98ポイントと3日続落した。約3カ月ぶりの安値水準に落ち込んでいる。

米中通商協議の不透明感が意識される流れ。米国で「香港人権・民主主義法」が成立し、中国側が猛反発するなか、協議進展に影響を及ぼすとの見方が広がった。「中国は対米報復措置を当面実施しない」との見通しはあるが、投資家の不安は払しょくされていない。また、中国人民銀行(中央銀行)の資金吸収もマイナス。人民銀行は29日、リバースレポ取引を8営業日連続で見送った。今週は期日到来分の3000億人民元(約4兆6730億円)を市中から吸収した。《CS》

関連記事