米FOMCの結果判明後にドル上昇の可能性?

2019年10月28日 15:47

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記事提供元:フィスコ


*15:47JST 米FOMCの結果判明後にドル上昇の可能性?
 米連邦準備制度理事会(FRB)は、今週29-30日開催の連邦公開市場委員会(FOMC)の会合で政策金利を0.25ポイント引き下げる可能性が高いとみられている。最近発表された米国の主要経済指標はやや悪化している。9月小売売上高は5カ月ぶりにマイナスとなったほか、9月鉱工業生産、9月耐久財受注も悪化しており、景気減速の見方が広がっている。CME FedWatch Toolによると、10月25日時点で0.25ポイントの政策金利引き下げの確率は90%超と算出されている。

 しかしながら、英国が10月31日に欧州連合(EU)から離脱を強行する(合意なき離脱)可能性はなくなったこと、米中通商協議は最終合意成立に向けて進展していることから、リスク回避の円買いは当面抑制される可能性もある。新たなドル売り・円買い材料が提供されない場合、米FOMCの結果判明後にドル・円は109円を試す可能性があるとの見方も出ている。《MK》

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