米トランプ政権が超長期債の発行を検討

2019年8月29日 15:20

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記事提供元:フィスコ


*15:20JST 米トランプ政権が超長期債の発行を検討
 米ブルームバーグ・ニュースが報じたところによると、米トランプ政権は超長期国債の発行を非常に真剣に検討しているもようだ。ムニューシン長官はインタビューで「条件が整えば、長期借り入れを利用して実行に移すだろう」と述べた。28日の米国債券市場ではムニューシン財務長官の発言を受けて10年債と30年債の利回り水準は上昇に転じた。

 市場関係者の間からは、「ムニューシン財務長官の発言は財政支出増加を示唆するものではなく、国債残存期間の長期化に関するもの」との声が聞かれている。ただ、償還までの期間がより長い債券を多く発行すれば、米国財政の安定化に寄与するとの見方があることから、一部の市場関係者は「トランプ政権は30年債の増発や新たに20年債あるいは40年債を新設することなどを検討してもおかしくない」と指摘している。《MK》

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