オフ-ホワイト、2020年春夏メンズコレクション発表

2019年6月23日 07:36

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記事提供元:ファッションプレス

 オフ-ホワイト c/o ヴァージル アブロー(OFF-WHITE c/o VIRGIL ABLOH)は、2020年春夏メンズコレクションを、2019年6月19日(水)にフランス・パリで発表した。

■ノイズを柔らかさで包み込む

 白い花が広がる会場内。穏やかな音楽の流れる中に現れたのは、カラフルなグラフィティプリントのセットアップだ。ホワイトのシースルー生地を重ね、淡い色味にすることで、グラフィティの放つデカダンなムードを和らげている。レイヤードしたTシャツの中央には、会場内に設置されたオブジェと同様のモチーフがダイナミックにあしらわれている。

 カラフルなグラフィティプリントは、コートやセットアップの他、空気を含むようなウィメンズのドレスにも、滲むような色彩で採用されている。また、フェンスやシンボリックなグラフィックもシースルー素材にのせられることでソフトな印象に。ノイジーなモチーフを優しく表現した。

■グラデーション&ブリーチの曖昧な色彩

 グラデーションやブリーチ加工による、曖昧な色彩の使い方も散見されたディテール。爽やかなインディゴのグラデーションデニムを用いたジャケットとパンツのセットアップや、きらびやかなラインストーンを配したブリーチ加工のジャケットとタイダイのパンツ、裾にかけてアイボリーからグレージュへと色を濃くしていくポンチョなど、柔らかい色使いの牧歌的なルックを展開。屋内よりは屋外に似合うような、清々しさを感じさせる。

 さらに、様々な色の糸を編み込み、コラージュのようにグラフィカルに仕立てた大判のストールや、レッド、ブルー、イエローといった色彩を、光が差し込むかのように配色したカラーブロックのニットもまた、温かみのある表情を見せた。

■コンパクトなフォルムでアクティブに

 淡いグレーのフラワープリントを施したジャケットや、アクティブなライトブルーのキルティングジャケットは、コンパクトな丈かつ、裾に向けて広がりのあるシルエットが特徴的。膝よりも上のミニ丈に仕立てたショートパンツや、タイトなハーフジップシャツなど、ミニマムな造形のウェアが、活動的な印象を強めている。

■小ぶりのバッグ&大きなトートバッグで動きやすく

 また、アクティブさはバッグからも見て取れた。小さなバッグをいくつも連ねたバックパックや、クロスボディバッグ、ウエストバッグ、ボトルホルダーといった小ぶりのバッグは身軽さを演出。オフホワイトのアイコンを配した、ざっくり開いて物を入れられる大きなトートバッグもまた、動きやすさや軽快さを感じさせた。

※本記事はファッションプレスニュースから配信されたものです。ファッションプレスでは、ブランド、デザイナー情報、歴史などファッション業界の情報をお届けしています。

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