【銘柄フラッシュ】ジェイ・エスコムHDが急伸し高齢者向け新運転免許の報道でカーメイトなど活況高

2019年6月12日 07:23

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

 6月11日は、すてきナイスグループ<8089>(東1)が9.6%高となって出直り、1カ月ほど前に粉飾決算の疑いで強制調査と伝えられて急落した際のカラ売り筋が一部の建玉を買い戻しに転じたのではないかとの見方。5月末に第三者委員会の設置を発表。6月に入っては逆日歩も発生。下げ渋る動きが強まっていた。

 富士興産<5009>(東1)は8.0%高のV字急反発となり、石油元売り業界で再々編もあり得るとの見方があるとされ思惑買いが再燃の様子。

 日本管理センター<3276>(東1)は7.5%高となり、レオパレス21<8848>(東1)に新たな施工不備の建物が1000棟と伝えられたことや、5月14日から9月20日まで発行株数の3.02%に相当する55万株または総額6.0億円を上限とする自社株買いを行っていることが言われ、高値圏でV字急反発。

■ダイヤモンドエレクトリックHDは「マルチ点火コイルを量産化」と発表し13時頃から急伸

 MonotaRO(モノタロー)<3064>(東1)は7.4%高となり、5月の月次売上高23%増などが注目されて戻り高値を更新。

 ダイヤモンドエレクトリックHD<6699>(東2)は14.0%高となり、「マルチ点火コイルを量産化」と発表しており13時頃から急伸。キクカワエンタープライズ<6346>(東2)は11日付の日本経済新聞で中堅上場企業「NEXT1000」の中で営業利益の増加率がトップとされたようで12.4%高。Jトラスト<8508>(東2)は4.8%高となり約2週間ぶりに戻り高値を更新。4月末から5月下旬にかけて大胆な引当金の計上などが材料視されて6割高(約200円高)となり、その後の調整が浅くチャート妙味も伴なってきたとの見方が。

 リボミック<4591>(東マ)はストップ高(150円高の961円、18.5%高)となり、投資ファンドの保有拡大や骨の形成・代謝に関する特許出願への評価が衰えない様子で6月初からジリジリ出直りを続け、遂に奔騰に発展した格好。霞カ関キャピタル<3498>(東マ)はストップ高の16.8%高となり、再生エネルギー会社の子会社化などが注目されて大きく出直りを拡大。

 ジェイ・エスコムHD<3779>(JQS)は2日連続ストップ高(50円高の177円、39.4%高)となり、中国最大級のインフルエンサーマーケティング企業との提携が注目され、連日、朝から大引け間際まで気配値のままストップ高。

 バッファロー<3352>(東1)はストップ高(150円高の1100円、15.8%高)となり、日本経済新聞・朝刊が「高齢者向け新運転免許、安全機能付きに誘導」と伝えたことが材料とされて年初来の高値を大きく更新。カーメイト<7267>(JQS)も一時19%高まで上げては10.3%高となり年初来の高値を更新した。(HC) (情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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