米副大統領、2024年までに宇宙飛行士を再び月に送ると宣言

2019年3月29日 23:18

印刷

記事提供元:スラド

AC0x01曰く、 米国のペンス副大統領は26日、アラバマ州での演説で「米国は5年以内に、米国人宇宙飛行士を再び月へ送る」と宣言した(Space.com乗り物ニュース)。

 これまでNASAは2028年の月面着陸を目指し、SLSロケットやオリオン宇宙船といった開発を進めていたが、これを大幅に前倒しすることになる。副大統領は、宇宙時代の到来から僅か12年でアポロ計画が成功したことを上げ、実現可能であるとも述べたとのこと。また、NASAのSLSロケットの開発が遅れていることを踏まえ、民間ロケットを利用する可能性も示唆したという。

 とはいえ、4年も前倒しでは月軌道ゲートウェイの建設も間に合わなければ、宇宙船も月着陸船も何もかも前倒しなわけで、民間を頼ってもさすがに厳しいのではなかろうか? NASAの中の人も大変である。

 スラドのコメントを読む | サイエンスセクション | NASA

 関連ストーリー:
月に進出して一攫千金を狙う「ムーンラッシュ」、ブームとなるか 2019年03月15日
トヨタ自動車とJAXA、有人月面車開発で協力へ 2019年03月14日
SpaceXの有人宇宙船、3月2日にテスト打ち上げ予定 2019年02月28日
元アポロ宇宙飛行士曰く、人間を火星に送ることはバカげている 2018年12月27日

※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。

関連キーワード

関連記事