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ハハ、2019年秋冬コレクション発表 モードへ繋がるユニバーサルデザイン
ハハ(ha ha)は、2019年秋冬コレクションを2019年3月22日(金)に渋谷ヒカリエにて発表した。
■ユニバーサルデザインを“モード”に昇華
これまでもずっとユニバーサルデザインに向き合ってきたハハだが、今回もそのベースは同じくして、モダンなスポーティーなアイテムに目を向けた。テーマは「アシスモーション」だ。動作を補助する服、車いす使用時の使いやすさを考慮した服、そして着用することで背中や腰にかかる負担を減少させる服。この3つの観点からこれまでにない未来的なワードローブを考案した。
今回、まずひとつにコルセット着用時でも、お洒落に見えることを意識している。あるいは、通常は隠してしまうコルセットをお洒落アイテムのひとつとして取り入れられないか、と考えた。
例えば、トレンチコートやブルゾンには、肩甲骨あたりにジッパーが取り付けられていて、開くことであえてコルセットとのレイヤード感を出せるようにした。また、コートは中にコルセットを一体化できるような仕組みのものもあり、一体化するとコートを変形することもできる。
車いすでの着用時のことを考えて、変形ができるアウターは今シーズン特筆すべき点だ。腰丈あたりに取り外し可能なジッパーが付けられていたり、半分に折り返して形を変えることができたりと、長さ調節も自由自在。さらに、ほとんどのコートのバックシルエットにはクッション性のある素材を配置している。
着席時のシルエットの崩れを防げるアイテムもあり、テーラードジャケットは、座ったときでもフォルムが美しく見えるようにと、本来ならダーツを施す場所にコンシールファスナーが隠されている。ウィメンズのスカートは、座った時でも美しく見えるように、バックスタイルのみバルーンのようなラインを築く。
車いすの人のため、腕の可動域を考慮したアウターの袖ぐりの太さも特徴として挙げられる。そして、肘あたりまで施されたジッパーもまた、着脱のしやすさとともに、腕の動きを軽やかにしてくれる仕掛けのひとつだ。
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