よしながふみ原作「きのう何食べた?」がドラマ化!西島秀俊&内野聖陽が共演

2019年3月22日 08:55

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原作通りの雰囲気をしっかり醸し出している内野聖陽(左)と西島秀俊(右)(c)「きのう何食べた?」製作委員会

原作通りの雰囲気をしっかり醸し出している内野聖陽(左)と西島秀俊(右)(c)「きのう何食べた?」製作委員会[写真拡大]

■話題の漫画が西島秀俊&内野聖陽の豪華キャストでドラマ化!

 2019年冬ドラマが幕を閉じる中、徐々に春ドラマの情報が明らかになっている。その中でも特に話題を呼んでいるのが、テレビ東京「ドラマ24」にて放送予定の「きのう何食べた?」だ。

 「きのう何食べた?」はよしながふみ氏原作の料理漫画で、「モーニング」にて2007年12号から月1回のペースで連載中。2009年の「このマンガがすごい!」オトコ編で6位を獲得したほか、各メディアでも紹介されたこともある注目作品。レシピ本として使えるほど濃い漫画として注目を集める一方、主人公が同性カップルという点でも現代的な作品として評価されつつある。

■「きのう何食べた?」の概要

 几帳面な43歳の弁護士・筧史朗は2LDKのアパートにて2人暮らしをしている。しかし彼が同棲しているのは女性ではなく、人当たりの良い美容師・矢吹賢二だった。彼らは同性同士のカップルであり、史郎が作る自炊をつつましく食べながら生活していた。

 史郎と賢二は新宿2丁目で一度出会っていたものの、その時はその場限りの出会いだった。その後史郎が偶然はいった美容室にて賢二と再会し、それからデートらしいものを重ねることで恋人関係に発展した。史郎は自分の性的趣向が不安定であることに悩んでいるものの、賢二はゲイらしい趣向を持っている。

 2人はそれぞれ家族や周りの環境について、自分がゲイであることで一定の悩みを抱えていた。それでも2人はお互いの境遇に感化されながら、少しずつ前を向いていくのだった。

■西島秀俊と内野聖陽がカップル役で共演

 同性カップルの日常と食卓を描いている「きのう何食べた?」。本作では同性カップルが抱える悩みなどにフォーカスしつつ、その本質は調理シーンにある。レシピ本ばりに濃い内容となっており、料理を作るための調味料など細かい点まで描かれている。また毎回出てくる料理が、エピソードと深くかかわっていることが多く、読み応えのある作品となっている。

 そんな上質な作品が深夜ドラマとして放送されるが、主役の史郎を西島秀俊、そして恋人の賢二は内野聖陽が担当する。どちらも主役級の役者であり、西島秀俊は「アンフェア」、内野聖陽は「JIN -仁-」や「真田丸」など代表作もある実力派俳優だ。

 演技にかけては安心感しかない2人の撮影シーンもすでに公開されており、2人の雰囲気作りにはすでに多くの反響が寄せられている。この調子ならば、2019年春ドラマの中でも注目のヒット作となりそうな予感だ。

 テレビ東京のドラマ24「きのう何食べた?」は4月5日から放送予定。(記事:藤田竜一・記事一覧を見る

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