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株価の足踏みは、霧が晴れるまでの助走期間、SMBC日興証券(花田浩菜)
*11:46JST 株価の足踏みは、霧が晴れるまでの助走期間、SMBC日興証券(花田浩菜)
こんにちは、フィスコリサーチレポーター花田浩菜の「SMBC日興証券の気になるレポート」です。
3/18付の「DailyOutlook」では、株価の足踏みについて考察しているのでご紹介します。
まず同レポートでは、『堅調に推移してきた日経平均は、このところ足踏みをしている。米中の通商問題はもはや新味に欠ける材料とはいえ、決め手となる動きが出てこず株式市場は消化不良気味。そうした中、11日に発表された2月の工作機械受注(速報)は前年同月比▲29.3%と大きく落ち込み、5カ月連続の減少となったが、関連銘柄の株価に逆風は吹かず』と伝えています。
続けて、TOPIX採用企業の19/3期経常利益は中国関連事業の下押しなどで減益となる公算が大きいことを挙げ、『しかし、01/3期以降、経常利益が2期連続で減益となったことはない。中国の景気対策やコストカットなど企業の自助努力などで20/3期は利益増加を期待できよう。例年、4月から5月にかけて企業のガイダンス・リスクが意識されるが、株価調整後は業績上方修正期待の高まりで上昇に転じる傾向がある。目線は既にこの先の景況感の改善に向かっており、株価の足踏みは材料消化で視界が開く前の助走期間と捉えたい』と分析しています。
さらに、『今週のスケジュール面では、FOMC(米連邦公開市場委員会)で四半期に1度の経済見通し概要が発表されるほか、焦点となる政策金利見通しは大幅な修正が見込まれる。また、2019年中のバランスシート縮小の終了を表明する可能性は高いだろう。2月の訪日外客数は、旧正月(春節)が2月上旬となったことによる1月末の訪日需要の高まり(前倒し需要)の反動が出る可能性に注意』とまとめています。
最後にレポートでは、『今週の主なスケジュール』を紹介しています。詳しくは3/18付の「DailyOutlook」をご覧になってみてください。
また、面白いレポートを発見したらご紹介しますね。
花田浩菜の「気になるレポート」は各種レポートを花田浩菜の見解で注目し、コメントしています。レポート発行人との見解とは異なる場合があります。詳細は発行人のレポートを御確認くださいませ。
フィスコリサーチレポーター花田浩菜《ST》
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