iPS細胞から作った目の角膜移植、条件付きで了承

2019年3月13日 00:02

印刷

記事提供元:スラド

あるAnonymous Coward曰く、 先日iPS細胞を使った脊髄損傷治療の臨床研究計画が厚生労働省によって了承されたが、このとき了承が持ち越しになっていたiPS細胞から作った角膜の人体への移植についても、条件付きで了承された(日経新聞産経新聞朝日新聞ヨミドクター)。

 認められたのは大阪大学の西田幸二教授らのグループが計画している臨床研究で、角膜を失う「角膜上皮幹細胞疲弊症」患者4人にiPS細胞から作った角膜細胞シートを移植する。これにより、長期的に角膜の細胞が作られるようになるという。研究チームらは2016年にiPS細胞から眼球の元になる構造を作り出すことに成功していた(過去記事)。

 スラドのコメントを読む | サイエンスセクション | バイオテック | サイエンス | 医療

 関連ストーリー:
ブタの体内で人間の膵臓を作製する研究、東大が今年度にも実施へ 2019年02月22日
iPS細胞を使った脊髄損傷治療、早ければ今秋にも実施へ 2019年02月20日
ヒツジの受精卵に人間のiPS細胞を注入する研究、人間の細胞を持つヒツジの胚が生まれる 2018年02月21日
大阪大、iPS細胞からの目の主要細胞の作製に成功 2016年03月15日

※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。

関連キーワード

関連記事