世界初!京都でアンドロイド観音がお披露目、中国ではロボット嫁が登場?

2019年2月27日 09:58

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 2月23日、最新技術を駆使して製作され“アンドロイド観音”「マインダー」が、京都市の寺院でお披露目された。

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 アンドロイド観音を製作した高台寺は、“観音は人々を救うために様々な姿になるが、(そのため)今回はアンドロイドに変身した”と語っている。

■京都のお寺に登場したアンドロイド観音

 京都市の寺院・高台寺(こうだいじ)は、2月23日に“アンドロイド観音”「マインダー」を報道陣に公開した。高台寺は、戦国武将・豊臣秀吉や、その正室・北政所(きたのまんどころ)ゆかりの臨済宗建仁寺派の寺院だ。

 アンドロイド観音は台座を含めて高さ195センチ、重さ約60キロ。左目にカメラを搭載し、首から上と両腕、胴体が可動。女性のような顔は人間に似せたシリコン製だが、体はあえてロボットらしさを残したメカニカルなデザインとなっている。その理由を寺院側は、“(多様化した現代の)あらゆる悩みに対処してくれるのがアンドロイド観音なので、あえてアンドロイドっぽい姿”にしていると語った。

 英語と中国語の字幕が付いたプロジェクションマッピング投影との対話や、身振り手振りを交えながら、般若心経(はんにゃしんぎょう)について約25分もの法話をすることもできるようプログラミング。ゆくゆくは人の悩みに対応できるよう「進化」していく予定だという。

 今回のアンドロイド製作には、高台寺の後藤典生執事長とロボット研究で知られる大阪大学の石黒浩教授が製作委員会を設立したうえで、夏目漱石やマツコ・デラックスなどのアンドロイドで知られる会社・エラーなどが協力。本体の制作費は約2,500万円。

 このアンドロイド観音の特別開帳は、高台寺で3月8日~5月6日の間におこなわれる。

■中国では世界初のロボット嫁を開発

 一方中国では、人工知能(AI)を搭載した女性型ロボットが開発され話題となっている。

 中国では1979年に導入した「一人っ子政策」により、家を継ぎ働き手となる“男性優位”の価値観を優先させたことで、男女の人口バランスが1.3対1という深刻な不均衡が生じている。つまり中国社会では、男性の数に対して圧倒的に女性が少ない、“嫁不足”に陥っているのだ。

 こうした社会問題に一石を投じる意味で、中国企業がわずか2万元(約36万円)でロボット嫁を販売。結婚できない男性のために「AI嫁」などとも銘打たれているようだ。

 ロボット嫁を連れてアンドロイド観音へお参りにいく。フィクションと思っていた出来事が、少しずつ私たちの生活に近づいているのかもしれない。(記事:高塔・記事一覧を見る

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