豪準備銀行は金融政策の現状維持を決定、米中貿易協議の進展に期待か

2019年2月5日 14:49

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記事提供元:フィスコ


*14:49JST 豪準備銀行は金融政策の現状維持を決定、米中貿易協議の進展に期待か
豪準備銀行(中央銀行)今年最初の理事会を開催し、政策金利(キャッシュレート)の据え置きを予想通り決定した。市場関係者の間では、「現時点で政策金利を変更する強い根拠はない」、「金融当局は債務や賃金伸び悩み、住宅価格下落が消費へのリスクになると判断している」、「インフレ加速につながる材料は特に見当たらない」、「米中貿易協議の進展を見極める必要がある」などの理由を挙げて「豪準備銀行の政策金利は長期間据え置きとなる可能性が高い」と想定していた。

 豪準備銀行は利上げを急がない方針を維持しているとみられるが、国内経済の改善に対する期待を表明している。米中貿易協議で有意義な進展があった場合、経済見通しに影響を与える可能性があることから、米中貿易協議の進展が世界経済や金融政策に与える影響については今後も要注意か。《MK》

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