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睡眠サポート食品利用者、8割以上が睡眠に不満 摂取トップは「グリナ」
TPCマーケティングリサーチは4日、睡眠サポート食品利用者のニーズについて調査結果を発表。利用者の8割以上が睡眠に不満を持っていることが判明し、自身の睡眠に満足しているという人は全体の2割にも満たなかった。具体的な睡眠の悩みとしては「眠りが浅い」、「寝つきが悪い」と言った声が多く、その原因として「ストレス」や「不安・緊張」を抱えている人が過半数を占めている。
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調査は、「睡眠サポート機能性表示食品」を日頃摂取している20~60代の男女624名を対象にアンケートにより実施したという。
理想の睡眠時間は「7~8時間」としている人が多かったが、現実の睡眠時間は「5~6時間」。理想と現実に大きなギャップを抱えていることも判明している。
現在摂取している商品としては、「グリナ(味の素)」が46.5%でトップ。同商品は認知度も高く、他商品を引き離し圧倒的な摂取率を誇っている。次いで「賢者の快眠 睡眠リズムサポート(大塚製薬)」が21.3%、「快眠サポート(ファンケル)」が16.0%と続いている。
今後摂取したい剤型では、「タブレット(錠剤)」が 71.9%でトップ。次いで、「カプセル」が 45.0%、「温かい茶系飲料(ハーブティー、緑茶、抹茶など)」が42.6%と続いているという。
男女別では、男性が錠剤やカプセル、顆粒、清涼飲料水への期待が高く、女性はハーブティーや緑茶、抹茶など「温かい茶系飲料の剤型」を望む声が高かった。
近年、「睡眠ビジネス」は世界規模で拡大を続け、巨大産業へと成長。ITを駆使した「スリープテック」という分野も盛り上がりを見せ、フィリップスやボーズ、アップルといった多くの世界企業が参入している。投資家にとっても一番熱い市場とされているのだ。
日本においても17年に「睡眠負債」という言葉が流行語大賞にノミネート、「スタンフォード式 最高の睡眠」という書籍が大ヒットになるなど「睡眠改善」への意識は年々高まっている。
サポート食品、寝具・家具、測定アプリ、アロマ、エステ、防音、空調など全体での市場規模は大きな可能性を秘めている「睡眠ビジネス」。今後もその動向には注視をしていきたい。
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