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自宅料理で味噌の使用頻度が減少傾向に マイボイスコム調査
味噌を料理に使う頻度(画像: マイボイスコムの発表資料より)[写真拡大]
マイボイスコムの調査によると、味噌を好きと答えた人の割合に大きな変化はないものの、味噌を自宅で料理に使う頻度が減っていることが分かった。
■「味噌を好き」は45.3%
3日、ネットリサーチサービスなどを提供するマイボイスコムが「味噌に関するアンケート調査」の結果を発表した。これは10代から70代の男女1万515人を対象としてインターネット調査を行なったもので、2015年11月に次いで3回目。
味噌が好きかと尋ねたところ、「好き」と答えた人は45.3%で、前回の2015年11月調査の45.4%から微減だった。以下、「どちらかといえば好き」が38.6%(前回:38.5%、以下同じ)、「どちらかといえば嫌い」が1.3%(1.5%)、「嫌い」が0.8%(0.7%)、無回答が14.0%(13.9%)となり、前回調査とほぼ変わらない数字だった。
■味噌の使用頻度が減少傾向に
味噌を自宅での料理に使う頻度を尋ねたところ、「ほとんど毎日」は21.4%で、前回調査の22.3%からやや減少した。以下、「週4~5回」が17.0%(前回調査:18.6%、以下同じ)、「週2~3回」が21.6%(23.2%)、「週1回」が9.6%(9.7%)、「月に2~3回」が6.3%(6.0%)、「月に1回以下」が3.3%(3.0%)、「ほとんど使用しない」が5.7%(4.8%)となっており、自宅料理で味噌の使用頻度が減る傾向にある。また、「自分で料理はしない」と答えた人の割合は、2012年11月の第1回調査では10.3%だったのが、前回は11.5%、そして今回は15.0%となっており、外食や中食など、自宅で料理をしない人が増えていることも分かった。
■味噌で重視するのは「味」
味噌を購入する際に重視する点を尋ねたところ(複数回答可)、最も多かったのは「味」で64.9%。以下、「価格」が41.3%、「味噌の種類」が35.7%、「原材料」が28.1%、「容量、サイズ」が22.6%、「大豆の種類」が22.6%、「添加物の有無」が19.4%、「塩分控えめ、減塩」が18.0%となっている。「味」「原材料」「添加物の有無」などと答えた人の割合は、過去2回の調査と比較して横ばいか微増だったものの、「価格」と答えた人は、第1回が49.7%、第2回が43.7%、そして今回が41.3%と減少している。
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■味噌に対する不満いろいろ
市販の味噌に対して不満な意見が2,679件寄せられたとある。その中には「量を測りにくい」「小分けパックがあるといい」「外気にふれない構造の味噌の入れ物になったら便利」と使い方や容器に関する意見や、「(減塩味噌では)味噌味が落ちる気がする」「(だし入り味噌でだしが)あまり入っていないような気がする」のように味に関する声。そして「容量が減って価格が上がっていること。価格が上がってない商品でも、容量が減っている商品がある」と価格に対する指摘もあった。(記事:県田勢・記事一覧を見る)
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