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アン ドゥムルメステール、2019-20年秋冬コレクション発表
アン ドゥムルメステール(ANN DEMEULEMEESTER)は、2019-20年秋冬コレクションを、2019年1月18日(金)にフランス・パリのパレ・ド・トーキョーにて発表した。
■洗練されたシルエット&繊細なディテール
中性的で独特な雰囲気が漂う今季のアン ドゥムルメステール。洗練されたシルエットときめ細やかなディテールが、前衛的なオーラを纏って独自の世界観を見せていく。
■“静けさ”を感じさせるブラウスやコート
特徴的なのは、装飾が施されていても決して過剰に華美にならずに、マイペースな“静けさ”を保っている点。例えば、ギャザーを施したホワイトのブラウスや、袖にフリルをあしらったベージュのコートは、装飾が服地のドレープ感やラインに呼応しているかのように、ナチュラルに馴染んでいる。それは、いずれもオーバーサイズでありながら身体に寄り添い、しなやかで自然なラインを描くように設計されたパターンメイキングによるものだろう。
■エレガントな模様
オパール加工のブラウスやサテンジャカードのセットアップ、レースで仕立てたドレス、ブラウスなど、優雅な模様も目を引いた。ボリューム感のある襟をあしらったベロアのコートにはペイズリー柄があしらわれ、タイトなレザーパンツに組み合わせたジャケットは、品のある光沢感の花柄ジャカード地で仕立てられている。
■奥行きのある色彩
アヴァンギャルドなムードは、スモーキーで褪せたような色彩感覚と、型にはまらないデザインによるものだろう。ムラ染めのファブリックは、カーキ、ブラック、ブラウンといった色彩が曖昧に入り混じることでニュートラルな表情を創出。ガウンコートやミリタリーテイストのジャケットなどに落とし込まれ、単色使いよりも奥行きのあるダークさを感じさせる。
■ダメージ感のあるニット
ニットウェアは肩から落ちる程に襟ぐりを大きくとり、編地の感覚をバラバラにすることでダメージ感を演出する。穴が開いているかのように見えるブラックのニットに至っては途中で糸が切られており、退廃的な空気感を放っている。
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