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福岡空港、4月に民営化 路線拡大目指す
福岡空港 (c) 123rf[写真拡大]
1月7日付西日本新聞は、『4月に民営化される福岡空港の新しい運営会社「福岡国際空港」が、2023年までに米サンフランシスコ線誘致を計画していることが分かった』と報じている。
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福岡国際空港は、福岡空港の運営を目的として2018年7月2日に設立された株式会社であり、2019年4月1日より空港運営を開始する。2018年11月には福岡空港ビルディングを完全子会社化し施設等の事業は既に開始している。
福岡空港は、福岡市街地から至近距離に位置し、アクセスが良く、利便性の高い空港である。市内からは航空機の離発着の様子が間近で見られ、航空機マニアが空港のフェンス越しにカメラを向けている姿が頻繁に見られる。
福岡空港からの国際線発着は現在、10カ国・地域の18都市に直行便を運航しているがその殆どはアジア路線。ホノルル便はデルタ航空が週5便運航しているが、米国本土への直行便はない。ヨーロッパについては、フィンランド航空が夏期限定でヘルシンキ線を運航しているという現状だ。
日本とサンフランシスコを結ぶ直行便は現在、羽田空港、成田空港そして関西国際空港の3空港のみ。現在は九州から米本土に行くには大阪や東京を経由しなければならない。サンフランシスコ路線の新設により、九州地区及び近郊都市のビジネス客を取り込む絶好の機会になろう。
福岡空港は1998年10月に初めて米本土を結ぶポートランド線を開設したが、1年足らずで撤退したという経緯がある。サンフランシスコ路線はそれ以来の目玉路線となることは間違いない。
民営化後の同空港は、2023年度までには国際線を13カ国・26路線に拡大するとしている。また国内線については、現状の23都市・26路線から2048年度までには30都市・33路線にまで拡大する計画だ。
現在同空港の滑走路は長さ2,800×幅60mの1本のみ。さらなる都市・路線の拡大にはどうしても滑走路がもう1本必要となってくる。今回の民営化に伴い、現在の滑走路の西側に長さ2,500×幅60mの新滑走路を増設し、2024年度の運用開始を目指しているという。
福岡空港のさらなる発展に期待したい。(記事:kan1713・記事一覧を見る)
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