マリメッコのテキスタイルデザイナーの展覧会「石本藤雄展」愛媛・京都・東京で

2018年12月14日 14:20

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記事提供元:ファッションプレス

 展覧会「石本藤雄展―マリメッコの花から陶の実へ―」が開催される。愛媛県美術館など愛媛県内会場にて2018年12月16日(日)まで開催された後、2019年3月9日(土)から4月21日(日)まで京都・細見美術館に、2019年夏に東京・スパイラルに巡回する。

 石本藤雄は、マリメッコ(marimekko)で32年間にわたり400点を超えるテキスタイルデザインを生み出したテキスタイルデザイナー。その後、フィンランドの老舗陶器メーカー「アラビア」のアート部門に所属し、陶芸家としても数多くの作品を残している。石本が幼少期を過ごした愛媛県砥部町の風景や、フィンランドの豊な自然を創作のインスピレーションに、意欲的に新しい表現を追求してきたアーティストだ。

 「石本藤雄展―マリメッコの花から陶の実へ―」では、石本の原点を振り返りつつ新たな作品も展示。愛媛展では、愛媛県美術館に新作と、館の所蔵コレクションを展示するとともに、石本が手掛けたマリメッコのテキスタイルを一挙に公開する。砥部町文化会館では、陶器の新作と共に、2019年マリメッコ春夏コレクションにて復刻される“幸せ”を意味するテキスタイル「Onni」や2020年復刻予定の「Suvi(夏)」を紹介する。

 また、京都展では、石本の作品と細見コレクションの主軸である「琳派」との競演が見所。「オオイヌノフグリ」「冬瓜」といった石本の作品に加え、細見美術館に所蔵されている、身の回りを美しく飾る意匠を生み出した京都発の「琳派」の作品を同時に楽しむことができる。

 東京会場では、東京展限定の新作セラミックやファッションに焦点を当てた展示を展開する予定だ。

【詳細】
石本藤雄展―マリメッコの花から陶の実へ―
開催時期:~2018年12月16日(日)
会場:愛媛県美術館(愛媛県松山市堀之内)、砥部町文化会館(愛媛県伊予郡砥部町宮内1410)
※特別会場 ホテル「茶玻瑠(ちゃはる)」、ギャラリー&茶房「MUSTAKIVI(ムスタキビ)」
・愛媛県美術館
時間:9:40~18:00 ※入館は17:30まで
TEL:089-932-0010
休館日:月曜日 ※12月3日(月)は開館し、翌日火曜休館
観覧料:一般 1,200円、高大生 700円、小中生 300円(前売券は各200円引き)
・砥部町文化会館
時間:9:00~18:00
休館日:11月30日(金)
※入場無料

■巡回

・京都展
開催時期:2019年3月9日(土)~4月21日(日)
時間:10:00~18:00 ※入館は17:30まで
場所:細見美術館
住所:京都府京都市左京区岡崎最勝寺町6-3
TEL:075-752-5555
休館日:月曜日
観覧料:一般 1,300円(1,200円)、学生 900円(800円)
※()内は20人以上の団体料金

・東京展
開催時期:2019年夏
場所:スパイラル
住所:東京都港区南青山5-6-23
TEL:03-3498-1171

※本記事はファッションプレスニュースから配信されたものです。ファッションプレスでは、ブランド、デザイナー情報、歴史などファッション業界の情報をお届けしています。

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