メゾン キツネ、新クリエイティブディレクターにセリーヌ出身のユニ・アン氏就任

2018年12月13日 21:09

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記事提供元:アパレルウェブ

 「メゾン キツネ(MAISON KITSUNÉ)」は、新クリエイティブディレクターにユニ・アン(Yuni Ahn)氏が就任することを発表した。アン氏は仏パリを拠点に、ファッション部門を統括する。同氏が初めてディレクションする2019秋冬コレクションは、パリファッションウィーク会期中の2019年1月18日にプレゼンテーション形式で発表する。
 韓国出身のユニ・アン氏は、英ロンドンのセントラル・セント・マーチンズ在学中に「ステラ マッカートニー」のチームにスカウトされキャリアをスタート。レディ・トゥ・ウェア、小物、インテリアデザインなど幅広いデザインを「クロエ」や「セリーヌ」「ミュウミュウ」「ポールスミス」などの有力ブランドで経験。「セリーヌ」では、当時のクリエイティブディレクターだったフィービー・ファイロのもとで、バッグやジュエリー、サングラスをデザイン。フィービー・ファイロ退任後は、デザインディレクターとしてプレコレクションとショーコレクションを統括していた。
 アン氏がよく通っていた、パレ・ロワイヤルにある「カフェ・キツネ(CAFÉ KITSUNÉ)」で「メゾン キツネ」創業者の1人ジルダ・ロアエック氏と偶然出会ったことが、同ブランド参加のきっかけになったという。「メゾン キツネの新たなチャレンジにクリエイティブディレクターとして関わることができることを、とても誇りに思う。現在は、過去16年間に培ったクリエーションを尊重しながらも、バランスを取り、コレクションに新しい視点をもたらすことに取り組んでいる」(アン氏)。
 


(左から)ジルダ・ロアエック氏、ユニ・アン氏、黒木理也氏
 2002年にジルダ・ロアエック氏と黒木理也氏が設立した「メゾン キツネ」は、ファッションブランド、音楽レーベル、カフェを通して発信。現在は年間売上高が4,000万ユーロ(約51億円)を超えるグローバルブランドに成長し、その90%をファッション部門が占める。2016年10月にストライプインターナショナル社の資本参加を受けて以来、マーケットポジションの向上を目標に、デザインチームの強化に力を入れてきた。
 アン氏はファッション部門において、シルエット、クオリティ、ディテールなどすべてを統括。2019秋冬コレクションは、同ブランド初となるプレゼンテーション形式となる予定。

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