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TVアニメ『 東京喰種:re 』第2期 第17話「出会い、とまどい MovE」【感想コラム】
TVアニメ『 東京喰種:re 』第2期 第17話「出会い、とまどい MovE」【感想コラム】[写真拡大]
記事提供元:アニメコラムサイト|あにぶ
前回の『 東京喰種:re 』16話「遺したもの VivE」では、仲間の為に亜門鋼太朗と対峙する才子ちゃんにカワイイ~と心がキュン×2して筆者としては、心身共にリフレッシュ出来ました。
自分なりに〔CCG〕の真実を知っている亜門鋼太朗が才子ちゃんに、自分の選択が間違っていないか、考え続けるんだ。と言うシーンは感動的で良かったと思います。
皆さんは、どう感じましたでしょうか?
それではさっそく、第17話「出会い、とまどい MovE」振り返っていきましょう。
このページの目次
1 TVアニメ『 東京喰種:re 』第2期 第17話 「出会い、とまどい MovE」あらすじ2 黒山羊(ゴート)結成!3 信じる4 流儀5 肩を並べる6 因縁の2人7 TVアニメ『 東京喰種:re 』第2期 第17話「出会い、とまどい MovE」の感想
■TVアニメ『 東京喰種:re 』第2期 第17話 「出会い、とまどい MovE」あらすじ
流島から逃れた喰種と、有馬貴将の命を受けて金木達の逃走を手助けした元〔CCG〕の0番隊、平子丈(ひらこ たけ)達が隠れ家に集まり。互いに敵対する立場だった喰種と0番隊は相容れないものがありながら、それぞれが信じるモノのために手を組む事にし、対・人間の組織〔黒山羊〕(ゴート)を結成。
金木が彼等を纏めるリーダー隻眼の王(セキガン ノ オウ)となる。 そして、やはり流島から逃れ、金木達の元に身を寄せていたアキラと亜門は、迷い悩んだ末に、自分自身の心に従う事にし……。
■黒山羊(ゴート)結成!
目が覚め、あんていくメンバーとの時間を回想する金木研。歩を進めたその先には、アオギリの樹残党・CCG0番隊・(現)あんていくメンバー達が集まっていました。そして一同の前で、
「僕は先代の隻眼の王の意志を継ぎ、喰種と人が理解し合える世界を創ります。」
「対人間の組織を発足します、組織の名は黒山羊(ゴート)とします。」
と新組織結成を宣言し、喰種と人間が話し合う場を創る為に動き出すのでした…。
二代目隻眼の王として、共に歩める世界を創る事を宣言した金木研の姿は、神代利世に襲われ。結果的に半喰種になってしまったあの頃の、大人しい草食男子の様な姿では無く、そこには正に、世界をまとめる王・次代の希望としての姿を感じる事が出来ました。
■信じる
あんていくにて、対話する四方蓮示(ヨモ レンジ)と平子丈(ひらこ たけ)。
有馬貴将は、自身や霧嶋姉弟にとって仇であり、今更喰種の味方だったと言われても奴が目の前に居たらやはり殺したいと思うだろう。と四方蓮示が言うと平子丈が、俺は彼に認めてもらいたかった。ずっと。と言い、こう続けるのでした。
『我々は有馬貴将の信じたものを信じる。あなた方は金木研を信じる。それで良いんじゃないか?分かり合うとは全てを共有するという意味では無いと俺は思う。』
筆者的にはこの言葉。何となくですが、感動しました。
仲間や家族でも、全てを「共有する」って難しいですよね?どれだけ心の距離が近くても、全てに対して感じ方・考え方が一緒になる事って難しいですから。
だからこそ、色々経験出来たり、違う物の見方が出来て良いんだと思いますし。
まして、今まで敵対関係にあった者が急に同じモノを信じるって中々出来る事じゃないと思いました。
皆さんはどう思いますか?
■流儀
アオギリの樹・CCG0番隊・(現)あんていくメンバーで構成された黒山羊でしたが、ナキが自身のアニキ分であるヤモリの仇とは手を組めない。俺達(白スーツ)の流儀じゃねぇんだよ!と金木研に殴りかかりますが、レベルが違い過ぎて敵う筈もなく…
力の差と、金木研の背にヤモリの赫子を確認したナキが、今日からお前が白スーツの首領だと言うと、金木研が。
『ナキさん。白スーツ全員が野垂れ死ぬくらいなら僕の元で死んでください。』
『僕もあなた達のために戦います。』
と手を取り合いました。このシーン、アニキ分の仇を討とうとするナキと、全てを守ろうと「貴方達の為に戦います。」と手を差し出す金木研が和解した事が驚きでした。
驚きといえばナキが金木研の足を掴み、骨を砕いたのにそのまま全力で蹴り、爪先の向きと身体が逆になっているのに…痛くない。と答えるのって凄くないですか?
一つの希望・最愛の女性
真戸暁を治療しようとする西尾錦(にしお にしき)・万丈数壱(ばんじょう かずいち)達の前にニコが現れたシーンで、自分は治せ無いが、医者は紹介できると言われ、大環アクトという名称の喰種支援団体を訪ねる西尾錦・月山習・金木研。
スゴイですね、金木研の「二代目 隻眼の王」就任や、芳村エト・有馬貴将が理想とする。「喰種と人が理解し合える世界を創る。」と宣言すると、瞬く間に同じ理想を願う人達が人種・組織の壁を越えて、金木研の元へ集まってくるなんて。カリスマ性・人間的魅力を元々持っていたとは、人間の時の姿からはイメージできません。
そして大環アクトのスタッフ小倉さんの、上井大学生・彼女の愛する人が喰種だったとか…。と言う言葉を聞き、西尾錦の表情が変わりましたが。筆者としてはこのタイミングで、恋人である人間の女性、西野貴未(にしの きみ)であろう人物が出て来るとは思いませんでした。そして交際をきっかけに喰種支援団体を創立しているなんて、びっくりでした。
■肩を並べる
亜門鋼太朗と金木研がビルの屋上で話すシーン。色々、昔の事を思い出しながら、亜門鋼太朗が。元人間のお前が何故そこまで喰種の為に行動する?と尋ねると、
『似てるんです。社会から孤立して偏ったものしか摂取できない喰種達。僕みたいだ。人間にも大切な人は居たけど、多くの人間は僕にとってどうでも良かった。』
そして、
『僕は目に見えない誰かの為じゃなく、身近な人の為に戦いたい。それが僕の場合喰種に多かっただけです。』
と、これまで出会った喰種の仲間達の事を思い浮かべながら、亜門鋼太朗にこれからどうするのか?と聞き返すのでした…。
初対面の時は、お互い敵として出会った2人が肩を並べ、今までの想いやこれからの事について話し合う時が来るなんて思いもしなかったです。そして、喰種になった当初は悲観していた金木研が、喰種の方が身近に感じた。という言葉に感動しました。
話は変わりますが、真戸アキラの万丈を睨む顔・アキラとの会話で見せた亜門鋼太朗の表情・暁に笑顔を見せた万丈数壱のあごひげが+字型で面白かったのと、この前までぶっ壊れキャラだったオウルが人間らしい心情を顔に出していたのが新鮮でした。
■因縁の2人
病み上がりの真戸暁を外に連れ出す霧嶋董香。アンタの父親殺したのは私だから。と告げ、家族をCCGに殺された喰種の子供達を見せ。自身の父親・霧嶋新の事を話し出し、バカ親だと思った、ダメ親だと思った。と大声で話し、自分達じゃ、父の心を救えなかったと続け、
『私は自分の親でも間違っていれば否定するよ。一緒に居たかったから。』
と言いながら駆け出し。子供達と笛口雛実に、真戸暁に抱きつく様にお願いし、そして踏み出せないでいる真戸暁の背中をそっと押すのでした。
ここのシーンは人間と喰種。立場は違うけれど、家族を理不尽に奪われたという想いと、それでも誰にも責任は無い。という理性の狭間でわだかまりを持っていた真戸暁が解放された瞬間が感動的な場面だと思いました。
筆者としては、全く違う経験をした人の言葉や行動よりも、同じ苦しみや経験がある人の言葉・行動の方が心に沁み込んできて、理解できる事って思う事が多いかな。って感じるんですよね。
そしてこのシーンでも笑えるポイントがありましたよね?皆さんは気づきましたか?
それは、真戸暁に抱きつく子供達が。良い匂い~・なんかお腹空いてきた~。と何の気無に言った事です。
子供と言っても喰種ですから、匂いを嗅いで本能的に。美味しい人間を嗅ぎ当てられたんでしょうね。
■TVアニメ『 東京喰種:re 』第2期 第17話「出会い、とまどい MovE」の感想
今回金木研が、二代目隻眼の王になった事をきっかけに、一部の喰種と人間が手を組み。
芳村エト・有馬貴将が掲げた理想の世界が少し見えた気がしました。
金木研の、自然と人を惹きつける天性の魅力とても素敵ですよね。
理想の世界を創る為に少しずつ動き始めた人間と喰種。
どちらにもまだまだ、己の野望を抱いている輩も居る様ですがこれからどの様な展開になっていくのか?それでは次回、第18話 「赫々たる FACE」お楽しみに。
文章:あそしえいつAM
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TVアニメ『東京喰種:re』第2期 第13話「そして、もう一度 Place」
TVアニメ『東京喰種:re』第2期 第14話「白い闇 VOLT」
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(あにぶ編集部/あにぶ編集部)
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