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日本人夫婦の家事にかける時間 妻:夫=7:1 「お掃除参観」の動画が反響
お掃除参観(画像:ジョンソンの発表資料より)[写真拡大]
ジョンソンが公開している「お掃除参観」の動画が反響を呼んでいる。10月25日から公開しているこの動画は15日時点で再生回数が400万回を超えた。動画中に表される、「日本人夫婦の家事にかける時間 妻:夫=7:1」というメッセージが印象的なこの動画。なぜ反響を呼んだのか探ってみた。
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動画は何気ない小学校授業参観の様子から始まる。授業が終わると保護者は別室に通され、モニターで子供たちの様子が見られるようになっている。その後先生からは「今日の掃除は女の子がやってください。男の子は外で遊んでください」と言われる。喜んで校庭へ駆け出す男の子たちとは反対に、眉根にしわを寄せる女の子も。渋々ながらも掃除をやる女の子たち。
その後、モニターにメッセージが流れる。
「今日の掃除風景は、何かがおかしい。」
「日本人夫婦の家事にかける時間 妻:夫=7:1※」
※ 平成28年度社会生活基本調査結果(総務省統計局)を基にジョンソン社作成
モニターを見つめる親には困惑した表情が多く見られた。父親には苦笑いも見られた。
「半分半分にしていたつもりが、いつの間にか押し付けるようになっていた。まずは掃除から始めたい」
反省するかのように語る父親もいた。
動画が配信されてから1カ月もたたないうちに再生回数は400万回を超え、関連ツイートは7,000件以上にも登った。 投稿は男女問わず寄せられ、
「私の気持ちを代わりに伝えてもらっているようで涙が出た」
「まずは感謝の気持ちを伝えるところから始めてみます」
「うちはワンオペ。普段何もしてくれない旦那さんにこの動画をぜひ見てもらいたい」
などの声が寄せられた。ジョンソン社は動画を作成した経緯について、
「小学校では、男の子も女の子も分け隔てなく掃除を教わる。見ている方が“女の子だけがお掃除をする”というこの動画の違和感を感じたならば、今一度それぞれの家庭の家事分担の最適なバランスを家族で話し合うきっかけとしてほしい、そんな想いでこの動画を作成した」と話している。
ライオンの調査によれば、30~40代の既婚女性の8割以上が夫の家事に不満を持っているという。共働き世帯の増加に伴い妻が家事に割ける時間が少なくなる中、旧態依然として家事に参加しようとしない夫の姿に憤りを感じる妻の様子が浮き彫りになっている。この動画はその有様を小学校と言う舞台を通じて痛烈に表現しているといえよう。
自分の子供たちの世代にまでこの家事の不平等を引き継ぎたくない。この動画に寄せられた多くの声の中には、そうした思いも映し出されているのかもしれない。(記事:藤原大佑 ・記事一覧を見る)
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