【銘柄フラッシュ】サンバイオが急伸し高見沢サイバネなど西の仕手筋関連株も高い

2018年11月2日 17:06

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

 11月2日は、ワタベウェディング<4696>(東1)が東証1部の値上がり率1位となり、10月下旬にMBO(経営陣による買収)にかかわる思惑・憶測が出て以降、同意を強める中で、1日に四半期決算説明会の資料を同社ホームペーのIR情報欄にアップし注目が強まったとされてストップ高の15.7%高となり年初来の高値を更新。

 2位はハウス食品グループ本社<2810>(東1)の14.6%高となり、第2四半期の2ケタ増益と通期見通しの増額修正が好感されて活況高。

 3位は大日本住友製薬<4506>(東1)の14.6%高となり、サンバイオ<4592>(東マ)の手掛かり材料となった再生細胞薬「SB623」の米国での共同治験は大日本住友薬の米国子会社と共同で行なっていること、この新薬候補の北米での販売権を持つことなどが言われ大幅反発。

 ビットワングループ<2338>(東2)は香港で仮想通貨取引所「ビットワントレード香港」(BitOneTrade・HK)の運営を行っており、年内には50種類程度まで取り扱いを増やす予定とすることなどが言われてこのところ出直りを続け、この日は遂にストップ高の19.6%高。ラピーヌ<8143>(東2)は15.5%高となり、プレタポルテが中国人観光客に人気とされ、このところは四半期赤字決算を境に懸念が出尽したような出直り相場となる中で、米中貿易摩擦の懸念後退、中国景気の回復期待が言われて一時ストップ高の18.1%高。

 サンバイオ<4592>(東マ)は開発中の再生細胞薬「SB623」が外傷性脳損傷を対象にした日米グローバル第2相臨床試験で主要評価項目を達成との発表が注目されて朝から買い気配のままストップ高に貼りつき、大引けで比例配分となりストップ高の19.0%高。ケアネット<2150>(東マ)は医療関連情報のインターネット無料提供サイト「ケアネット・ドットコム」が今ひそかな人気との見方があり、前日までの3日続伸相場が一段高に発展して遂にストップ高の16.0%高。

 エムティジェネックス<9820>(JQS)は22.4%高となり4日続けて出直り、テリロジー<3356>(JQS)などとともに大阪の相場師の異名を取る投資家の関連株とされて再騰の期待がある様子。高見沢サイバネティックス<6424>(JQS)も々関連株との見方があり20.7%高。19年3月期の業績が大幅拡大の見込みで買い目はあり、10月上中旬の6割高が一時ほぼ帳消し状態になったあと再び盛り返して高値を更新。ただ、いかにも腕力的な値動きと醒めた見方があった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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