今週の南アランド円は地合いの弱い展開か サンワード貿易の陳氏(三井智映子)

2018年8月23日 09:58

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記事提供元:フィスコ


*09:58JST 今週の南アランド円は地合いの弱い展開か サンワード貿易の陳氏(三井智映子)
皆さん、こんにちは。フィスコマーケットレポーター三井智映子の気になるレポートです。先週の南アランド円は大幅安になりましたね。そこで今回は、新興国通貨、南アランドのレポートをご紹介します。

テクニカルマイスターでは、南アランドの下落について『トルコリラの大幅下落』が要因であると伝えており、高金利通貨の南アランドは日本の個人投資家の人気が高く、『南アランドは本邦個人投資家が8円台前半で買っていたこともあり、8円を割り込んだことでストップロスの売りが膨らんだようだ』と分析しています。また、『南アフリカ準備銀行(SARB、南ア中銀)が今年の景気について「弱く、不安定なものとなる」との弱気な見通しを示したことを受けて下げ画加速した』と伝えています。

加えて、『南ア議会は16日遅く、EFFのマレマ党首が「政府を中銀の唯一の株主にする」ためのSARB修正法案を提出したと発表した。これに対し、中銀の独立性が再び懸念材料となるため、南アランドの押し下げ要因となる可能性があると指摘されている』と解説しています。

そして、今週の南アランド円の見通しについては『地合いの弱い展開が続くだろう。先週はトルコリラの下落に連れ安となったが、今週もトルコリラの動きに翻弄されそうだ』と見解を示しており、トルコリラの下落基調も続きそうと伝えています。

今週22日に発表された南アフリカの7月消費者物価指数(CPI)については『前回よりも低下する見込みでインフレの落ち着きは好材料だが、相場環境がこのような状態では、経済指標のみを頼りに買われていく可能性は低いだろう』と考察しています。今週は休場でボラティリティの高くなりやすいトルコリラの動向を併せてチェックしたいところですね。

上記の詳細コメントは、ブログ「テクニカルマイスター」の8月21日付「南アランド円相場、先週の動き・今週の展望」にまとめられていますので、ご興味があればご覧ください。

フィスコマーケットレポーター三井智映子《HH》

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