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残業している未婚者の41.3%、残業で「恋人作る意欲がわかない」
ランスタッド・リサーチインスティテュート(RRI)は、日本国内の労働者意識調査「ランスタッド・ワークインサイト」において「残業とプライベートに関する調査」を実施した[写真拡大]
ランスタッド・リサーチインスティテュート(RRI)は、日本国内の労働者意識調査「ランスタッド・ワークインサイト」において「残業とプライベートに関する調査」を実施した。
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日常的に残業をしている未婚男女に「残業があることで、恋人を作る意欲や活動にどのような影響があるか」を聞いたところ、13.7%が「恋人を作る意欲がわかない」、27.6%が「恋人を作る意欲はあるが活動ができない」と回答した。残業によって婚活・恋活に何かしらの影響を受けていると考える割合は41.3%。また「残業による影響は特にない」と答えた割合は、月の残業時間が10時間未満で43.3%、10時間~20時間未満で53.6%、20時間~40時間未満で40.3%なのに対し、40時間以上では31.0%と少ない傾向にあることがわかる。このことから残業が多い人ほど、婚活・恋活に影響が及んでいることが推測されるだろう。
一方で、配偶者・パートナーがいる人に対して、残業によって家族やパートナーとの関係にどのような影響があるか質問したところ、「特に影響はない」と答えたのは男性が46.7%、女性が36.7%と、女性のほうが残業による影響を感じており、女性の約半数となる48.3%が「残業によって体力的、心理的に疲労を感じてしまう」という結果が出た。また、残業時間に比例して家族・パートナーとの関係への影響は強くなる傾向にあり、特に残業時間が80時間を超える層では「特に影響はない」と答えた割合は、僅か7.3%だった。また、働く男女のうち、「配偶者・パートナーがいない」と答えた割合は、男性が21.9%なのに対し、女性が43.8%と、圧倒的に女性のほうが多いことも分かった。
残業時間の長さがプライベートに影響を与える、と感じている実態が明らかになったが、大多数の人は「仕事よりプライベートを優先したい」と考えていることが判明した。日常的に残業をしている人の83.7%が、希望としては「仕事よりもプライベートを優先したい」と回答し、そのうち、51.6%が「実際はプライベートより仕事を優先している」と答え、「実際も仕事よりプライベートを優先している」と答えた48.4%を若干上回る結果となった。一方、「プライベートより仕事を優先したい」と答えた割合は全体の16.3%と少数だったが、残業時間が多くなるにつれて増加する傾向があることが分かる。「働き方改革」が叫ばれる中、こういった側面からの新しい提案も必要とされるだろう。 (編集担当:久保田雄城)
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