「長くつ下のピッピの世界展」東京富士美術館で

2018年5月25日 14:58

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記事提供元:ファッションプレス

 「長くつ下のピッピの世界展 ~リンドグレーンが描く北欧の暮らしと子どもたち~」が2018年7月28日(土)から9月24(月・祝)の期間で、東京富士美術館にて開催される。

■『長くつ下のピッピ』

 『長くつ下のピッピ』は、スウェーデンの世界的な児童文学作家であるアストリッド・リンドグレーンの代表作のひとつ。風邪で寝込んでいたリンドグレーンの娘を喜ばせようと即興で語ったストーリーが元になったベストセラーだ。1945年に出版された本作は、70年以上の時を経た今なお世界中から愛され続けている。

■日本初公開原画や、リンドグレーンの私物を展示

 「長くつ下のピッピの世界展 ~リンドグレーンが描く北欧の暮らしと子どもたち~」では、そんな『長くつ下のピッピ』をはじめとするリンドグレーン作品にちなんだ展示物約200点を用意。会場は、全3章の展示構成となっている。

■貴重な「ピッピ」の原画を日本初公開

 第1章「長くつ下のピッピ」では、世界一強い女の子ピッピの誕生秘話やその魅力を紹介。注目は、2005年にユネスコの"世界の記憶"に登録されたスウェーデン王立図書館所蔵作品を含む貴重な日本初公開原画や、スウェーデン国外初出展となるリンドグレーンが娘の10歳の誕生日に贈った「オリジナルピッピ」など。普段は絶対に見ることが出来ないファン必見の作品が集結する。

■幼少期から辿る作者の一生

 第2章「アストリッド・リンドグレーン」では、作者の幼期まで遡った生涯を紹介。13歳の時に新聞に初掲載されたエッセイや、執筆時に使用したタイプライターなど愛用品の数々、そして波乱万丈な人生を捉えたドキュメンタリー映像等の展示を通して、その功績や生き様に迫っていく。

■アストリッド・リンドグレーン代表作の原画も集結

 そして最終章「アストリッド・リンドグレーンの生んだ小さなヒーロー&ヒロインたち」では、アストリッド・リンドグレーン作の代表作が勢ぞろい。「ピッピ」「ロッタちゃん」「やかまし村」シリーズなどの貴重な原画と共に、児童文学の世界を紹介する。

 また会場では、本展のために制作された「ピッピ」の住む「ごたごた荘」を忠実に再現した大型模型も。どこかノスタルジックで心温まる、親子3世代で楽しめる展覧会になっている。

 【詳細】日本・スウェーデン外交関係樹立150周年記念「長くつ下のピッピの世界展 ~リンドグレーンが描く北欧の暮らしと子どもたち~」会期:2018年7月28日(土)~9月24日(月・祝)休館日:月曜日 ※9月17(月)は開館、9月18(火)は休館開館時間:10:00~17:00(16:30受付終了)会場:東京富士美術館住所:東京都八王子市谷野町492-1入場料:大人1300(1000)円、大高生800(700)円、中小生400(300)円、未就学児無料 ※新館常設展示室閲覧可 ※土曜日は中小生無料 ※( )内は各種割引料金(20名以上の団体・65歳以上・当館メルマガ登録者ほか) ※障がい児者、付添者1名は半額(証明書提示必要) ※誕生日当日に来館した人は本人のみ無料(証明書提示必要、休館日の場合は適用外

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