菓子メーカーのイメージ、知名度トップは「カルビー」 おいしさは「明治」

2018年4月29日 10:50

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(画像: マイボイスコムの発表資料より)

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 マイボイスコムの調査によると、市販のお菓子を週1回以上食べる人がわずかに減っていると同時に、有名お菓子メーカーの知名度も下がりつつあることが分かった。

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■市販のお菓子を毎日食べる人は16.8%

 27日、マイボイスコムが「お菓子メーカーのイメージに関するアンケート調査」の結果を発表した。これは、3月1~5日の期間に、10代から70代の男女1万888人を対象として行われたもので、2012年、15年についで3回目。

 市販のお菓子を食べる頻度については、「毎日」と答えた人は16.8%、毎日を含めて週1回以上と答えた人は70.5%だった。「毎日」と答えた人は、前回調査の14.8%から増えていたものの、それを含めて週1回以上と答えた人は71.5%で、わずかに減っている。また「市販のお菓子は食べない」と答えた人も5.7%おり、前回調査の4.6%から、やや増えている。

■知名度トップはカルビー

 知っているお菓子メーカーを尋ねたところ(複数回答)、最も多かったのはカルビーで、91.7%の人が知っていると答えた。次いで、江崎グリコ(91.0%)、亀田製菓(91.0%)、森永製菓(91.0%)と、ここまでが90%超え。以下は、明治(88.3%)、不二家(88.3%)、ロッテ(87.4%)、ブルボン(86.5%)、湖池屋(83.3%)までが上位10社。

 ただし湖池屋以外の上位9社は3回の調査結果で、知っていると答えた人の割合が減少傾向にある。例えばカルビーの場合、2012年:95.8%、15年:93.1%、18年:91.7%となる。これは11位以下のお菓子メーカーでも似たような傾向にあり、例えばカンロの場合、2012年:83.0%、15年:74.4%、18年:71.5%と10%以上も減っている。

■おいしいのは明治、親しみやすいのはカルビー

 おいしい商品を提供しているお菓子メーカーを尋ねたところ、最も多かったのは明治の60.3%。以下、森永製菓(59.7%)、カルビー(59.3%)、亀田製菓(53.7%)、江崎グリコ(51.8%)と続く。また、親しみやすいお菓子メーカーの問いで、最も多かったのはカルビーの46.5%。以下、明治(43.9%)、森永製菓(42.7%)、江崎グリコ(41.1%)、亀田製菓(35.6%)と続いている。

■お菓子と結びつく思い出

 市販のお菓子にまつわる思い出やエピソードについても尋ねており、ここでは2,705件の意見が寄せられた。そうした意見でよく目に付く言葉が「小さい頃」「子供の頃」「高校生の時」などで、年少時の体験を語ったものが多い。

 その中には、42歳の女性から寄せられた「子どもの時に食べていて好きだったお菓子が名前が思い出せない。今は売られていないが、名前くらいは知りたいな。何かで調べられればいいのに」のような、お菓子の強いイメージだけが残っているような意見もあった。(記事:県田勢・記事一覧を見る

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