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愛・地球博記念公園に「ジブリパーク」、2020年代初頭の開業めざす
愛・地球博記念公園(モリコロパーク)。(c) 123rf[写真拡大]
愛知県長久手市の愛・地球博記念公園に、県とスタジオジブリによるテーマパーク「ジブリパーク」を建設するための基本デザインがまとめられた。2020年代初頭の開業を目指している。
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2005年日本国際博覧会(通称:愛・地球博)の跡地は愛・地球博記念公園の名で公園となっており、現在の愛称は同博覧会のマスコットだったモリゾー・キッコロにちなんでモリコロパークと言う。
ここにジブリパークというテーマパークを建設する計画が発表されたのは2017年6月のことである。もともと、愛・地球博のときにも『となりのトトロ』をモチーフにした「サツキのメイの家」が展示されて人気を博したなどの背景があるので、県とジブリは以前から良好な関係を築いてはいたものであろう。県庁内には同年11月、「ジブリパーク構想推進室」が設けられ、ジブリ側と調整を進めていたという。
さて、ジブリパークはスタジオジブリのこれまでの映像作品をモチーフとしたテーマパークとなる予定であるが、まず、メインゲートには『ハウルの動く城』を模した、エレベーターなどの含まれる施設を作るという。『となりのトトロ』関係の施設も追加され、「トトロのふるさと村」なるものが造られるとのことである。
またメインゲート近くには、斜面の高低差を活かし、『耳をすませば』に登場する「地球屋」を再現、一帯は「青春の丘エリア」と命名される。このあたりに愛・地球博ができる以前に「愛知青少年公園」の管理棟があったことや、耳をすませばの内容を踏まえての命名であるという。
ちなみに、有名な話であるがジブリの関連施設といえば東京都三鷹市にある「三鷹の森ジブリ美術館」(2001年オープン)というものもある。そちらでは最近、ジブリ作品に登場する食をモチーフとした「食べるを描く。」という企画展が好評だったそうなのだが、新しくできるジブリパークも、食関係の施設がどうなるのかも楽しみなところではある。(記事:藤沢文太・記事一覧を見る)
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