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JR東、新たに製造される全ての旅客車両に防犯カメラを設置へ
イラストはイメージです。(画像:いらすとや)[写真拡大]
JR東日本は、車内セキュリティ向上のため、今後新たに製造するすべての旅客車両に社内防犯カメラを標準的に設置すると発表した。また、一部の既存車両については、改造によって車内防犯カメラを設置するという。
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具体的に直近で新規製造される車両としては、E259系成田エクスプレス132両(2019年度春から)、E353系中央線特急(投入済み、87両、2018年度冬から順次設置)、E657系常磐線特急170両(2018年度冬以降)がある。
防犯カメラを設置した車両には、車内防犯カメラが作動中であることを表示するステッカーを掲出、周知が行われるという。
JR東日本が車内に防犯カメラを設置すると発表するのはこれが初めてというわけではない。2017年の夏には、2018年の春から山手線全550車両に防犯カメラを設置すると発表している。これは1車両につき4台を設置、やはりステッカーを掲示して、痴漢、テロ行為などに備えるためのものであるという。
もっと古い導入実績もある。JR東日本による最も古い車内監視カメラの導入実績は2009年、埼京線によるもので、これ以来痴漢の摘発件数は埼京線においては減少し、また2017年に発生した4人が逮捕された埼京線における強制わいせつ事件では、社内の防犯カメラの映像が容疑者の摘発に役立ったとされている。
その他、私鉄や地方鉄道での導入例については筆者の調査の及ばぬところであるが、近年で大きな問題になった例としては、2017年の春頃に頻繁に報じられた、痴漢もしくはその疑いをかけられた人物が逃走して線路上などに入り込み、二次的な事件を引き起こすという事例が多発した問題がある。このうちには死者の出た事例もあり、抜本的対策としてはあらゆる鉄道に監視カメラを配する以外にはないのではないか、とする声が多かった。(記事:藤沢文太・記事一覧を見る)
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