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高速の年間渋滞ランキング、1位は中央高速の調布~高井戸間 国交省発表
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国土交通省の発表によると、高速道路や都市高速道路、直轄国道で発生する渋滞によって、年間合計で17.4億人・時間が失なわれていることが分かった。
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■年間の渋滞ランキングトップは中央高速の調布~高井戸間
月末にゴールデンウィークを控えた3日、国土交通省が2017年における高速道路や都市高速道路、直轄国道の渋滞ランキングを発表した。対象期間は、2017年の年間(1月~12月)とゴールデンウィーク期間で、渋滞損失時間(混雑により余計にかかる時間)の大きいものをランキングしている。
年間におけるIC区間別の渋滞ランキングのトップは、中央自動車道の調布~高井戸間で、渋滞損失時間は139万人・時間で昨年2位から順位を上げた。昨年1位だった東名高速道路の海老名JCT~横浜町田間は123万人・時間で2位。順位が変わらずの3位は東名高速道路の東名川崎~東京の115万人・時間。4位は昨年7位だった東名阪神自動車道の亀山JCT~鈴鹿間(105万人・時間)で、ここまで全て上り。5位には昨年4位だった東名高速道路の横浜町田~海老名JCTの下りが105万人・時間。
渋滞損失時間の年間合計は2.1億人・時間で、高速道路を使用した1台あたりでは7分に相当するとのこと。
■GWの渋滞ランキングトップは東名の御殿場~大井松田間
ゴールデンウィークにおける渋滞ランキングのトップは、昨年も1位だった東名高速道路の御殿場~大井松田間の上りで、渋滞損失時間は7.4万人・時間。2位は年間ランキング同様に前年8位からランクを上げた東名阪神自動車道の亀山JCT~鈴鹿間の上りが5.5万人・時間。前年2位だった中央自動車道の大月~上野原間の上りが5.4万人・時間で3位となった。4位は、こちらも前年7位から順位を上げた東名阪神自動車道の四日市~鈴鹿間の下りで5.1万人・時間、5位は前年3位だった東名高速道路の海老名JCT~横浜町田間の上りが4.8万人・時間。
渋滞損失時間のGW期間合計は837万人・時間で、高速道路を使用した1台あたりでは10分に相当するとある。
■都市高速では西宮JCT~第二神明がワンツー
都市高速道路の年間ランキングでは、1位が神戸線の西宮JCT~第二神明接続部の下り(渋滞損失時間:390万人・時間、以下同じ)。以下、2位は神戸線の第二神明接続部~西宮JCTの上り(328万人・時間)、3位は三郷線の三郷JCT~小菅JCTの上り(209万人・時間)。
GWランキングでは、1位が神戸線の第二神明接続部~西宮JCTの上り(12.3万人・時間)、2位が神戸線の西宮JCT~第二神明接続部の下り(9.0万人・時間)、3位が湾岸線の川崎浮島JCT~東海JCTの東行(7.3万人・時間)となっている。
都市高速道路における2017年の渋滞損失時間は0.8億人・時間とのこと。
■直轄国道では国道16号の呼塚交差点~大井交差点
直轄国道の年間ランキングでは、1位が国道16号の呼塚交差点~大井交差点(渋滞損失時間:156万人・時間、以下同じ)、2位も国道16号の長沼交差点~穴川インター交差点(148万人・時間)、3位も国道16号の若柴交差点~呼塚交差点(135万人・時間)。
GWランキングでは、1位が渋滞損日時間3.6万人・時間で、国道1号の中部交差点~日永五南交差点、国道2号の阿品~油カ免交差点、国道16号の長沼交差点~穴川インター交差点の3区間が並んでいる。次いで、国道19号の瑞穂通り5丁目交差点~春日井インター西交差点(3.5万人・時間)、国道16号の若柴交差点~呼塚交差点(3.2万人・時間)が上位に来る。
直轄国道における2017年の渋滞損失時間は14.5億人・時間で、これは年間で81万人分の労働力に相当するとある。
■想像しやすい渋滞区間
誰しも想像できるように、高速道路では「大都市中心とその周辺をつなぐ主要路線の区間」(資料より、以下同じ)、都市高速道路では「都心に流出入する路線・区間」、直轄国道では「都市中心部や都市間をつなぐ区間、大規模商業施設および工業団地の周辺や交差点が連続する区間」に渋滞が多く発生している。
ことわざの通りに「急がば回れ」と分かっていても、渋滞を避けるのは難しいだろうが、渋滞上位区間を知っておくだけでも無駄にはならないかもしれない。(記事:県田勢・記事一覧を見る)
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