マザーズ指数は3日続伸、IPOアジャイルと和心は初値持ち越し/マザーズ市況

2018年3月29日 16:52

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記事提供元:フィスコ


*16:52JST マザーズ指数は3日続伸、IPOアジャイルと和心は初値持ち越し
 本日のマザーズ市場では、日経平均の大幅続伸スタートにつれて朝方から買いが先行した。その後は日経平均が一時マイナスに転じたのに比べ、マザーズ指数は堅調ぶりが目立った。日経平均が200日線水準で戻り一服となったこと、主力ハイテク株が軟調だったこと、新規上場銘柄が活況を見せていることなどから、新興市場の中小型株に対する投資家の関心が高まったようだ。なお、マザーズ指数は3日続伸、売買代金は概算で1014.67億円。騰落数は、値上がり178銘柄、値下がり59銘柄、変わらず3銘柄となった。
 個別では、直近IPO銘柄のSOU<9270>がストップ高水準まで買われた。同社の展開する小売ブランドが中国向け越境ECアプリへの出品を本格化すると発表している。また、ALBERT<3906>やジーニー<6562>は10%超の大幅高となった。ALBERTなどの人工知能(AI)関連銘柄には循環物色の動きが見られた。その他、UNITED<2497>、ファイバーゲート<9450>、神戸天然物化学<6568>などが上昇し、SOSEI<4565>は小幅にプラスとなった。一方、前日に強い初値形成となったRPA<6572>は一転して利益確定売り優勢。アクセルM<3624>、MRT<6034>、ASJ<2351>なども下落した。
 なお、本日マザーズ市場へ新規上場した和心<9271>、上場2日目のアジャイル<6573>はともに買い気配のまま初値が付かなかった。《HK》

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