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東亜健、テクノプロHD、日立建機など/本日の注目個別銘柄
<2685> アダストリア 2214 -152大幅安。前日に業績予想、並びに配当予想の下方修正を発表している。通期営業利益は50億円から49億円に微修正だが、最終損益は44億円から8億円に大幅下方修正。米国関連企業においてのれんの減損や株式評価損を計上したほか、香港・中国における事業整理損を計上したことが背景。年間配当金も従来予想の75円から50円に引き下げており、ネガティブな見方が先行へ。
<7782> シンシア 752 +22大幅続伸。前日はストップ高比例配分となり、本日も上値追いが続く格好になっている。3月20日に発表した自己株式の取得を引き続き材料視。発行済み株式数の10.2%に当たる70万株、4.5億円を上限としている。取得期間は3月22日から12月20日まで。大幅な一株当たりの価値向上につながるとの期待のほか、流動性が低水準のために需給インパクトも期待される状況へ。
<1885> 東亜建 2414 +283大幅反発。前日に収益予想の上方修正を発表している。通期営業利益は25億円から28.5億円に、最終利益は8億円から17.5億円に上方修正。工事の採算性の改善に加えて、為替差損益の想定以上の改善などが背景となっている。第3四半期までの状況から上振れは想定線とみられるが、年間配当金予想も10円から20円に引き上げていることがポジティブなインパクトにつながっているもようだ。
<6028> テクノプロHD 6090 -760大幅反落。海外募集による公募増資の実施を発表している。募集株式数は200万株で、発行価格は6439円と決定している。約6%の希薄化につながることが嫌気される格好に。調達資金は約122億円となるが、うち90億円は借入金の返済、残りは設備投資などに充てる計画。
<6217> 津田駒 217 -25大幅続落。同社製織機の布巻張力コントロール部品に使用されているライニング素材について、一部で国内外の規制値を超えるアスベスト含有素材が使用されていることが判明したと発表している。3月15日出荷分から該当部品の使用を取りやめ、アスベスト含有0%の代替品の使用に切り替えているもようだ。対応費用の増加など業績への影響が懸念される状況になっている。
<4202> ダイセル 1105 -116大幅続落。SMBC日興証券では投資判断を「2」から「3」に格下げ、目標株価も1440円から1180円に引き下げている。たばこフィルター用トウのドル建て価格軟化、エアバッグ用インフレータのタカタ向け応援出荷減少、為替相場の円高進行などを背景に、今期のみならず、来期から再来期にかけても減益基調が続くとの見方に変更のもよう。来期ガイダンスを契機に市場コンセンサスが切り下がる展開を想定している。
<6305> 日立建機 3980 -315大幅反落。トランプ米大統領が中国の知的財産権侵害に対し、中国からの輸入品に年500億ドルの関税を科すと表明。中国が対抗措置を打ち出し、両国間での貿易摩擦激化が警戒される状況となってきている。米国とともに中国の先行き景気に対する悪影響が懸念される展開となっており、中国関連とされる同社には影響の波及が見込まれる形に。なお、米国市場ではキャタピラーの下げも目立った。
<3315> 日本コークス 110 +3反発。前日に年間配当金を2円から3円に増配すると発表、利回り妙味の高まり、並びに業績動向に対する安心感へとつながっている。また、立会外取引で発行済み株式数の2.15%に当たる650万株の自己株式取得も発表、本日、大株主である住友商事の保有株607万株を取得している。一株当たりの価値向上につながる形になっている。
<6336> 石井表記 1205 -293大幅続落。前日に前1月期決算を発表、営業利益は12.7億円で前期比2.1倍となった。従来予想の10.4億円を上振れる着地に。液晶関連のコスト改善などで収益性が向上したもよう。一方、今期は9.9億円で同22.1%減益を見込む。自動車向け印刷製品の生産減少、インクジェットコーターの大型化に伴う製造コストの上昇などを想定している。今期の業績成長継続への期待が高かっただけに失望売りが優勢に。《DM》
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