大塚家具がブランド専門店「ポルトローナ・フラウ東京青山」を開店

2018年3月8日 11:36

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店舗外観のイメージ。(写真:大塚家具発表資料より)

店舗外観のイメージ。(写真:大塚家具発表資料より)[写真拡大]

 大塚家具は、イタリアの高級家具ブランド専門店「ポルトローナ・フラウ東京青山」を3月17日に開店する。

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■イタリア王室御用達ブランド「ポルトローナ・フラウ」
 「ポルトローナ・フラウ」は、1912年にイタリアのトリノで創業した、イタリア王室御用達ブランド。「ポルトローナ・フラウ」のコレクションには、伝統的なヒストリカルコレクションと、最新のモダンコレクションがある。前者はバニティフェアやチェスターに代表され、後者はジオ・ポンティなどの著名デザイナーや建築家によるコレクションだ。

 「ポルトローナ・フラウ」は様々なブランドと提携しており、フェラーリやマセラティなどの高級車の内装カスタマイズも。その提携ビジネスは、フランク・O・ゲーリーが手掛けたディズニーコンサートホールやイタリア三ツ星ホテルの内装などにも及ぶ。日本においても、このようなハイエンドの法人提携ビジネスを視野に入れていると見られる。

■最高級の革を使用した”家具芸術”
 「ポルトローナ・フラウ」の家具は機械に頼らず、熟練の職人の手によって作られる。厳選された上質な仔牛の皮を丁寧に加工した革「ペレ・フラウ」を使用し、厳格な品質管理を経て製作されている。

 「ペレ・フラウ」には96種類以上ものカラーバリエーションがあり、その発色の良さはまさにイタリア製ならでは。最高級の材料と、職人の技から生み出される家具の数々は、まさに“家具芸術”と呼ばれるゆえんだ。

■大塚家具の次世代店舗
 大塚家具は2006年より「ポルトローナ・フラウ」の日本総代理店として、同ブランドの家具を販売している。「ポルトローナ・フラウ東京青山」は同社の完全デザイン監修による、ミラノ直営店のコンセプトを取り入れた日本初の旗艦店。2017年3月に発表した経営ビジョンに基づき、大塚家具の次世代店舗網の一つとなる。

 2017年度第3四半期決算が2期連続の赤字となり、苦境にある大塚家具。それだけに、初のブランド特化型専門店となる「ポルトローナ・フラウ東京青山」への期待は小さくないと言えるだろう。(記事:stellarlight・記事一覧を見る

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