「ゆらぎ荘の幽奈さん」がまさかのアニメ化!ジャンプで4年ぶりグラビアも掲載

2018年2月14日 06:37

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かわいいキャラクターとドタバタラブコメに定評のある「ゆらぎ荘の幽奈さん」(c)集英社

かわいいキャラクターとドタバタラブコメに定評のある「ゆらぎ荘の幽奈さん」(c)集英社[写真拡大]

■ジャンプの中でも攻めまくる漫画がアニメ化

 現在、発刊されている各少年誌の中で異変が起きている。昔から少年の心に突き刺さる「エロ要素」を含んだ漫画は多く連載されてきたが、その描写が過激になりつつある。たとえば、マガジンならば「ドメスティックな彼女」が連載されており、こちらはコミックス版と通常連載版で過激なシーンについて特別な配慮が取られていることが多い。

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 そして、週刊少年ジャンプでもこの過激なエロ要素を含んだ漫画が連載されている。その漫画は「ゆらぎ荘の幽奈さん」というタイトルで、2018年にはアニメも放送されるのだ。

■「ゆらぎ荘の幽奈さん」とは

 「ゆらぎ荘の幽奈さん」は2016年に発売された「週刊少年ジャンプ」10月号から連載がスタートした漫画。作者はミウラタダヒロで、本格的な連載漫画は「恋染紅葉」に続き2作目となっている。

 物語の主人公である冬空コガラシは、霊にとり付かれやすい体質の高校生。その体質のせいで昔から様々な人から忌み嫌われるだけでなく、過酷な人生を送って来た。そんな人生に終止符を打つため、とある霊媒師の元で修行を行い、霊に対抗できるだけの力を会得する。

 その力を使って霊媒師として生活すると共に高校にも通えるようになるのだが、無一文の彼には寝る場所さえもなかった。そこで、偶然出会った老人に相談してみると、その土地には「ゆらぎ荘」という幽霊が出ると噂の宿舎があった。

 そこの幽霊を除霊すればずっと住んでもいいと言われたコガラシは、さっそくその場所に行ってみる。しかし、そこには宿舎を切り盛りしている仲居ちとせをはじめ、普通の人たちも暮らしていた。何もないと思いながら温泉に入ってみるのだが、そこで偶然にもお風呂を楽しんでいた幽奈と出くわす。

 最悪の出会い方をしたコガラシと幽奈だが、実は彼女こそがゆらぎ荘にいつく地縛霊。彼女を除霊しないといけないのだが、コガラシは幽霊は幽霊でも女は除霊できない性格だった。そこで、どうして幽奈が地縛霊になったのか調べる代わりに、ゆらぎ荘で生活することを許されるのだった。

■過激なドタバタラブコメがヒット!

 本作は第1話からヒロインの入浴シーンがあるなど、かなり過激な内容になっている。しかも、コミックスバージョンならばヒロインだけでなく登場する女性シーンのみだらな姿にモザイクなどは一切入っていないという仕様だ。この辺りに時代の変化を感じざるを得ない。

 もちろん、エロ要素だけでなくラブコメ要素にも定評があるのが「ゆらぎ荘の幽奈さん」だ。その展開力は思わず見入るものがあり、アニメ化するのも頷ける。また、2月10日に発売された「週刊少年ジャンプ」では、アニメ化を記念して岡田結実が幽奈に扮装したグラビアを掲載。ファンだけでなく、ジャンプサイドとしても力を入れているのがわかる。

 「ゆらぎ荘の幽奈さん」のアニメは2018年夏から放送予定となっている。(記事:藤田竜一・記事一覧を見る

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