【注目銘柄】アウトソーシングは17年12月期大幅増収増益予想で18年12月期も収益拡大期待

2018年2月7日 09:38

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

 アウトソーシング<2427>(東1)に注目したい。製造請負・技術系人材派遣の大手で、海外にも積極展開している。需要が高水準に推移して17年12月大幅増収増益予想である。そして18年12月期も収益拡大が期待される。株価は上場来高値圏から大きく下げたが、上値を試す展開が期待される。なお2月14日に17年12月期決算発表を予定している。

■17年12月期大幅増収増益予想、18年12月期も収益拡大期待

 17年12月期連結業績(IFRS)予想は売上高が16年12月期比58.6%増の2130億円、営業利益が70.8%増の95億円、税引前利益が82.4%増の89億円、親会社の所有者に帰属する当期利益が71.3%増の51億円としている。需要が高水準に推移して大幅増収増益予想である。

 第3四半期累計は、売上高が前年同期比77.4%増の1655億15百万円、営業利益が73.8%増の68億57百万円、税引前利益が2.2倍の63億36百万円、親会社の所有者に帰属する当期利益が2.4倍の34億20百万円だった。

 製造系分野では、労働契約法改正に伴うニーズに対応してメーカーの直接雇用の期間工を正社員として受け入れるPEOスキームが増加し、1人当たり採用コストの上昇を抑えながら順調に増員した。技術系分野では、グループ教育機関であるKENスクールで未経験者を教育して配属するスキームが順調だった。新卒者の採用も順調だった。海外事業の拡大も寄与して大幅増収増益だった。

 通期会社予想に対する第3四半期累計の進捗率は売上高が77.7%、営業利益が72.2%、税引前利益が71.2%、そして親会社の所有者に帰属する当期利益が67.1%だった。通期ベースでも好業績が期待される。また18年12月期も収益拡大が期待される。

■株価は上場来高値圏

 株価(17年10月1日付で株式5分割)は1月29日に上場来高値2194円まで上伸した。昨日2月6日は全体相場に押されて1844円まで大きく下げた。週足チャートで見ると13週移動平均線がサポートラインとなって上昇トレンドだ。目先的な過熱感を冷ますための自律調整を交えながら上値を試す展開が期待される。(MM)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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