ニードルズの2018年春夏コレクション - 春風を呼ぶファブリック

2018年1月10日 12:12

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記事提供元:ファッションプレス

 ニードルズ(NEEDLES)の2018年春夏コレクションのテーマはヒッピー&サイケデリック。2017-18年秋冬コレクションでの控えめで暖かな色合いに、グッと力の模様やヴィヴィッドなカラーを投入することで、春夏らしいムードを漂わせている。

 特に目を引いたのはリバティプリントを採用したシャツ。ベースは、英国のクラシカルなシャツを想わせるディテールを兼ね備えたアスコットカラーの色気漂うフォルムだ。一方、ウィメンズでは色に満ちた小花柄で、メンズライクなドレスシャツを提案し、暖かな春を待ちわびる。

 これを筆頭に、プリントはエスニックなものからクラシックなものまで幅広く、スタイリングの中で柄同士の掛け合わせを楽しんでいる。特に主張的なペイズリーは、多種多用に登場し、チェックやボーダーとの相性が図られている。こうして構築されるサイケデリックなニュアンスは、ニードルズならではの“折衷的”な掛け合わせによって成り立っているようだ。

 素材は、春夏らしくライトに。ヒッピーらしさ満点のベストもヘムを軽やかなフリンジに仕立てて軽やかさを出している。また、カーキのプルオーバーはコットンリネンの風合い豊かなファブリック。シャリっとした肌ざわりで、身幅や袖に分量をとったオーバーシルエットにマッチしている。ほどよくドレープの効いたオリエンタルなドビー織りのファブリックは、暑くなるシーズンには欠かせないリラックス感と清涼感を兼ね備えている。

 シルエットは全体的に緩く、特に今季はボトムスがその印象を強めているように思う。腰回りと裾部分に大きくダーツをとったパンツ中央が大きく膨らむシルエットの定番パンツ、サイドスリットの入ったデニムワイドパンツなど、リラクシングなシルエット。そんな中で人気のトラックパンツのシルエットに変化はない。しかしながら、今季は新しいカラーバリエーションが登場している。

※本記事はファッションプレスニュースから配信されたものです。ファッションプレスでは、ブランド、デザイナー情報、歴史などファッション業界の情報をお届けしています。

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