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CMが話題に!不朽の名作が「DEVILMAN crybaby」として復活
すでにビジュアルも公開されている新しいデビルマン(c)永井豪 / DEVILMAN crybaby Project[写真拡大]
■「君の名は。」で特別CMが流れ話題となった「DEVILMAN crybaby」
1月3日、2016年に公開され大ヒットしたアニメ映画「君の名は。」が地上波初放送となった。視聴率は17.4%と好調だったが、放送中に流れたCMにも、「君の名は。」や新海誠監督とコラボしたものが多く見受けられた。
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その中でも話題となったのが「DEVILMAN crybaby」のCMだ。この作品は永井豪が描いたSF漫画の金字塔「デビルマン」のリメイク作で、1月5日からネットフリックスにて独占配信されるアニメ。「君の名は。」の特徴的なセリフである「お前は誰だ」に対して「俺はデビルマンだ」と答えるCMが放送され、この衝撃的な作品をより印象付ける形となった。
■不朽の名作「デビルマン」
「デビルマン」は1972年から1973年に「週刊少年マガジン」にて連載された永井豪の漫画。実は、漫画版とアニメ版の「デビルマン」は同じ題名でも方向性は全く違っており、アニメは辻真先によるヒーロー物の作品となっている。
これに対して漫画版は永井豪の意思を大きく汲んだ作品となり、人間の業を最大限に評価した作品として今でも読み継がれている。そもそも、永井豪は「魔王ダンテ」という悪魔をモチーフにした作品を多く描いており、この作品をベースにしたのが「デビルマン」だ。
物語の主人公・不動明は牧村家で居候している大人しい高校生。彼には飛鳥了という友人がおり、了の父は地球に元々住んでいた生物「デーモン」の研究をしていた。そのデーモンが眠りから目覚め、人類を駆逐して地球を奪い返す計画を立てていることを知らされる。そこで、了は明にデーモンの力を自分に取り込み、一緒に戦って欲しいと頼まれる。
大人しい明は了に少しでも協力しようとするも、デーモンを前にすると恐怖で理性を失ってしまう。しかし、明はデーモンである「アモン」の意思を抑え込み、自らの力として取り込むことに成功する。そして明は「デビルマン」となり、デーモンとの戦いに繰り出されることになる。
■湯浅監督は「デビルマン」をどう描く
「デビルマン」は勧善懲悪な物語ではなく、人間の心に巣くう「悪の心」を浮かび上がらせる作品である。悪魔でもない、人間でもない「デビルマン」となった不動明が、デーモンや人間と死闘を繰り広げる中で「本当の悪とは何か」を常に読者へ問いかける作品である。
この名作をアニメ「ピンポン」や「夜明けを告げるルーのうた」で知られる湯浅監督が「DEVILMAN crybaby」としてアニメ化する。今まで漫画原作がアニメ化されたことはなかったが、湯浅監督によってついに実現することになる。今まで誰も実現できなかった映像化だけに、期待したいところである。
「DEVILMAN crybaby」は1月5日からネットフリックスにて配信がスタートする。(記事:藤田竜一・記事一覧を見る)
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