NYの視点:英国がTPPへの参加を検討、米国はどう出るのか?

2018年1月4日 07:38

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記事提供元:フィスコ


*07:38JST NYの視点:英国がTPPへの参加を検討、米国はどう出るのか?
英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)の報道によると、英国は環太平洋連携協定(TPP)への参加に関心を寄せているようだ。欧州連合(EU)離脱後のことになるが、この報道が事実に基づくものなら、英国は輸出促進に大変前向きであると考えられる。TPP参加国は環太平洋地域の国に限定されているわけではなく、FTによると、英政府関係者は「地理的な制約はない」との見方を示しているようだ。

英国はEUの規定により、2019年3月のEU離脱前に新たな貿易協定で合意することはできないが、2019年3月までの合意形成が禁じられていても、交渉することは可能であるとみられる。英国がTPP参加を本当に目指すかどうかは、断定はできないが、英国の行動は米国の通商行動にも影響を与える可能性がある。米国はTPPには不参加の立場だが、二国間の自由貿易協定の早期締結を本気で目論んでいる。英国の行動が米国(トランプ政権)を刺激した場合、為替相場に何らかの影響が及ぶことは避けられないかもしれない。《CS》

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