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【業績でみる株価】シンデン・ハイテックスは公募増資嫌気して急落だが目先的な売り一巡、18年3月期大幅増益・増配予想
シンデン・ハイテックス<3131>(JQ)は、液晶・半導体や電子機器などを取り扱う電子部品専門商社である。18年3月期は半導体検査装置の大型案件も寄与して大幅増益予想である。そして配当予想も増額した。株価は公募増資を嫌気して急落したが、目先的な売り一巡して上値を試す展開が期待される。
■液晶・半導体など電子部品専門商社
液晶・半導体や電子機器などを取り扱う電子部品専門商社である。韓国のLGディスプレー社やSKハイニックス社の製品を主力としている。またバッテリおよび周辺機器分野も強化している。
■18年3月期大幅増益予想、配当も増額修正
18年3月期連結業績予想(10月25日に増額修正)は、売上高が17年3月期比15.2%増の512億円、営業利益が49.1%増の12億50百万円、経常利益が2.1倍の10億50百万円、純利益が93.2%増の7億円としている。半導体検査装置の大型案件も寄与して大幅増収増益予想である。
第2四半期累計は売上高が前年同期比25.0%増収、営業利益、経常利益、純利益とも黒字化した。液晶分野は一部顧客の車載用機器向けがメーカー直販になった影響で12.3%減収だが、半導体分野は旺盛なメモリ需要や委託開発ビジネスの順調推移で36.5%増収、電子機器分野は半導体検査装置の大型案件や異物検出機等の装置ビジネスの好調で2.5倍増収、その他分野がバッテリ・周辺機器の新規ビジネスの立ち上がりで31.9%増収だった。
通期会社予想に対する第2四半期累計の進捗率は売上高が51.7%、営業利益が67.1%、経常利益が70.1%、純利益が71.7%と高水準である。通期会社予想に再増額の可能性がありそうだ。
配当予想は11月20日に増額修正した。期末20円増額して年間130円(期末一括)とした。17年3月期との比較では40円増配となる。
■株価は目先的な売り一巡感
株価は15年6月4370円を突破し、11月20日に上場来高値4885円まで上伸したが、11月20日発表の公募増資を嫌気して急反落した。ただし3500円近辺で目先的な売り一巡感を強めている。12月5日の終値は3530円、今期予想連結PERは8倍近辺、時価総額は約65億円である。
週足チャートで見るとサポートラインの26週移動平均線近辺で下げ渋る形だ。目先的な売り一巡して上値を試す展開が期待される。(MM)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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