【注目銘柄】ディップはボックス上放れて16年高値に接近、18年2月期予想に増額の可能性

2017年12月4日 16:08

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

 ディップ<2379>(東1)に注目したい。求人情報サイト「バイトル」「はたらこネット」の運営を主力としている。求人需要が高水準であり、18年2月期大幅増収増益予想である。そして増額の可能性がありそうだ。株価はボックスから上放れの展開となり、16年7月高値に接近している。好業績を評価して上値を試す展開が期待される。

■18年2月期予想に増額の可能性

 18年2月期連結業績予想は売上高が17年2月期比14.5%増の380億円、営業利益が15.1%増の105億円、経常利益が14.9%増の105億01百万円、純利益が13.9%増の70億23百万円としている。

 第2四半期累計は、売上高が前年同期比17.8%増収、営業利益が17.9%増益、経常利益が17.9%増益、純利益が24.5%増益だった。メディア事業において求人需要が高水準に推移し、利益面では経費の効率的使用も寄与した。

 通期では、石灰石を主原料として紙・プラスチックの代替となる新素材「LIMEX」製品を販売する事業を立ち上げたため先行投資が発生することや、エージェント事業の人員縮小の影響を考慮している。

 通期会社予想に対する第2四半期累計の進捗率は、売上高が49.4%、営業利益が48.3%、経常利益が48.3%、純利益が49.9%と順調である。そして有効求人倍率の高水準推移や働き方改革に対する企業の取り組み活発化などを背景として事業環境は良好である。求人広告掲載の紙媒体からネットへのシフト加速も追い風であり、通期予想に増額の可能性がありそうだ。

 なお11月には、AI(人工知能)関連の育成投資第2号および第3号案件としてジョリーグッドおよびGAUSS社の持分法適用関連会社化、新素材「LIMEX」製品を製造販売するTBM社の第三者割当増資引き受け、オンデマンド給料サービスを展開するBANQ社の子会社化を発表している。

■株価はボックス上放れて16年高値に接近

 株価は2200円~2600円近辺でのボックス展開から上放れの形となった。そして12月1日には3035円まで上伸し、16年7月高値3350円に接近している。週足チャートで見ると13週移動平均線がサポートラインの形となった。好業績を評価して上値を試す展開が期待される。(MM)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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