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日経平均は4日ぶり反落、中国株安などでマイナス転換
*15:35JST 日経平均は4日ぶり反落、中国株安などでマイナス転換
日経平均は4日ぶり反落。24日の米国市場では、ブラックフライデーでの小売りの好調を受けて年末商戦への期待が高まり、主要株価指数が揃って過去最高値を更新した。本日の日経平均はこうした流れを受けて106円高でスタートしたが、上値では利益確定売りが出たほか、中国を中心としたアジア株の下落が嫌気され、前場中ごろにはマイナスへと転じた。米中経済指標の発表を前に積極的な買いを手控える向きもあり、後場には一時22423.40円(前週末比127.45円安)まで下落する場面があった。
大引けの日経平均は前週末比54.86円安の22495.99円となった。東証1部の売買高は13億7234万株、売買代金は2兆4323億円だった。業種別では、非鉄金属、食料品、金属製品が下落率上位だった。一方、その他製品、石油・石炭製品、海運業が上昇率上位だった。
個別では、ソフトバンクG<9984>や三井住友<8316>が小幅安。東エレク<8035>、村田製<6981>といったハイテク株は利益確定売りに押され、下げが目立った。SUMCO<3436>は一部証券会社のレーティング引き下げ観測もあって4%近い下落。子会社の品質データ改ざん問題に揺れる三菱マ<5711>は伸び悩み続落。前週末に買われたスタートトゥ<3092>は反落した。また、東京窯業<5363>、UMCエレ<6615>、CVSベイ<2687>などが東証1部下落率上位となった。一方、売買代金トップの任天堂<7974>は2%超の上昇。米年末商戦への期待が高まったようだ。同様にソニー<6758>やファーストリテ<9983>もしっかり。三菱UFJ<8306>、トヨタ自<7203>などは小幅に上昇した。また、全固体電池関連として人気が続くニッカトー<5367>、目標株価引き上げ観測のアジアパイル<5288>がストップ高水準まで買われた。《HK》
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