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【注目銘柄】パーカーコーポレーションは自律調整一巡して上値試す、18年3月期2Q累計が計画超で通期予想も増額の可能性
パーカーコーポレーション<9845>(東2)に注目したい。工業用洗剤の大手で、化成品、化学品、産業用素材などを展開している。18年3月期第2四半期累計は計画超だった。通期予想も増額の可能性が高いだろう。株価は06年来高値圏から一旦反落したが、自律調整一巡して上値を試す展開が期待される。
■18年3月期2Q累計が計画超で通期予想も増額の可能性
18年3月期第2四半期累計(4~9月)連結業績は売上高が前年同期比5.7%増の239億09百万円で、営業利益が0.3%減の18億53百万円、経常利益が19.5%増の20億52百万円、そして純利益が21.4%増の14億20百万円だった。
化成品部門における原材料価格高騰、産業用素材部門における北米向け輸出減少、化工品部門における洗浄設備大型案件の反動で全体として営業微減益だが、計画に対して売上高は9億09百万円、営業利益は4億53百万円、経常利益は4億02百万円、純利益は4億20百万円、それぞれ上回った。西日本の猛暑に伴って家電業界向けが好調に推移した。主要自動車メーカー向けも好調だった。
機械部門は48.0%増益、化成品部門は4.3%減益、化学品部門は32.6%増益、産業用素材部門は17.0%減益、化工品部門は10.9%減益だった。経常利益と純利益は営業外での為替差損益改善が寄与して大幅増益だった。
通期予想は据え置いて、売上高が17年3月期比2.0%減の470億円、営業利益が11.6%減の35億円、経常利益が8.4%減の37億円、純利益が12.1%減の23億円としている。通期会社予想に対する第2四半期累計の進捗率は、売上高が50.9%、営業利益が52.9%、経常利益が55.5%、純利益が61.7%と高水準である。期初時点で下期偏重の利益計画だったことも考慮すれば、通期予想は増額の可能性が高いだろう。
■株価は自律調整一巡して上値試す
株価は06年来高値圏となる11月6日782円から利益確定売りで一旦反落したが、大きく下押すことなく700円近辺で推移している。週足チャートで見るとサポートラインの13週移動平均線が接近した。自律調整一巡して上値を試す展開が期待される。(MM)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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