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【新規上場(IPO)銘柄】テンポイノベーションは人材育成が注目、目先の売り一巡しリバウンドへ
テンポイノベーション<3484>(東マ)は、10月25日に東京証券取引所マザーズに上場した。同社は、「貢献創造」を企業理念に掲げ、店舗転貸借事業会社のパイオニアとして活動している。不動産オーナーから賃借した飲食店舗物件を飲食店舗出店者へ転貸する店舗賃貸事業を、東京中心に展開している。同社では、当該事業を保有管理物件(同社が賃貸借契約を締結後、出店者と転貸借契約を締結している物件)の積み上げによるストックビジネスと位置付け、安定的かつ継続的成長を目指している。
居抜き店舗を専門に扱うサイト「居抜き店舗.com」では、豊富な物件情報だけでなく、出店成功のポイントや役立つ情報、希望出店地域の物件相場など、出店・閉店に必要な情報を多数掲載し、顧客の店舗開発を全力でサポートしている。居抜き店舗の買取り専門のサイト「店舗買取.com」では、店舗の買取り(閉店・撤退)に特化し、手順や利点を事例とともに解りやすく紹介している。2017年3月末現在の保有管理物件数は1,029件となっている。
11月1日に発表した今2018年3月期第2四半期業績実績は、売上高31億7400万円、営業利益2億0300万円、経常利益2億1100万円、純利益1億3700万円に着地。営業利益は年計画に対する進捗率が48.0%とほぼ計画通りに推移している。
今18年3月期業績予想は、売上高66億2600万円(前期比23.0%増)、営業利益4億2200万円(同35.6%増)、経常利益4億2200万円(同35.6%増)、純利益2億6300万円(同31.6%増)を見込む。上場で調達する資金は主に社員の採用に充てる計画。年間配当予想は、期末一括24.6円を予定している。
株価は、10月25日に公開価格3100円を93.5%上回る6000円で初値をつけ、同26日に高値7680円と買い進まれた後、11月7日安値4290円まで短期調整を挟んで同8日高値4745円と上昇している。同社は、年間100時間の教育プログラムを実行し、「人材の育成」により、専門特化・プロフェッショナル化を図っているが、中途採用(10名の純増)、翌年度入社予定の新卒採用等を見込んでおり、事業拡大に向けた取り組みが注目される。目先の売り一巡した感があり、リバウンド相場が期待されそうだ。(株式評論家・信濃川)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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