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三井不動産、静岡県沼津市で「ららぽーと沼津」開発に着工 19年秋開業予定
「三井ショッピングパークららぽーと沼津(仮称)」のイメージ(三井不動産発表資料より)[写真拡大]
三井不動産は6日、静岡県沼津市東椎路地区で広域型ショッピングセンター「三井ショッピングパークららぽーと沼津(仮称)」の開発に9日着工することを明らかにした。静岡県東部には初進出で、店舗だけでなく、公共施設も整備してまちづくりの新拠点を目指す。開業は2019年秋の予定。
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ららぽーと沼津は敷地面積12万1,300平方メートルで、立体駐車場を含め、延べ床面積17万2,000平方メートルの施設を建設する。売り場面積や店舗数は公表されていないが、ファッション、飲食、雑貨、エンターテイメントなど話題性の高い店舗をそろえる。
メインターゲットは30~40代のファミリー層だが、シニアやヤング層にも喜ばれる施設とする。当面は用地の整備や建築準備を進め、2018年夏ごろから建物の建築に入る。
敷地内に3カ所、合計約5,000平方メートルの緑地を整備し、地域と連携したイベントを催せる屋外スペースを設けるほか、バスなど公共交通機関が発着する交通広場も置く。広域防災拠点としても活用することから、施設内に帰宅困難者の待機場所を確保するなど、防災拠点としてふさわしい施設となるよう沼津市と協議を進め、防災協定を締結する方向。
建設場所は3月の都市計画見直しで新たに市街化区域に編入された30ヘクタールの中央部にある。南側を国道1号、北側を都市計画道路「金岡浮島線」が通る。東名高速の「愛鷹スマートIC」、新東名高速の「駿河湾沼津スマートIC」からも近く、広域からの集客を見込める。
三井不動産は1981年に千葉県船橋市に「ららぽーと船橋ショッピングセンター(現ららぽーとTOKYO-BAY)」を開業したのを手始めに、全国各地で大型の広域型ショッピングセンターを建設してきた。
ららぽーと沼津は東海地区では2009年開業のららぽーと磐田(静岡県磐田市)、2018年開業予定のららぽーと名古屋港明(愛知県名古屋市)に次ぐ3番目のららぽーととなる。静岡県東部や隣接する神奈川県西部は高速道路1時間圏内に10以上のショッピングセンターがひしめく激戦地。ららぽーと沼津の参入で販売競争がさらに激しさを増しそうだ。(記事:高田泰・記事一覧を見る)
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