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3月のライオン 第2シリーズ 第3話「Chapter.50 六月」「Chapter.51 てんとう虫の木①」【感想コラム】
3月のライオン 第2シリーズ 第3話「Chapter.50 六月」「Chapter.51 てんとう虫の木①」【感想コラム】[写真拡大]
記事提供元:アニメコラムサイト|あにぶ
先日、最新話が放送されました『三月のライオン 第2シリーズ』。他の大半のアニメとは一週遅れでスタートしたこともあり、話数の違いがちょっと新鮮だなっと改めて感じてしまいました。
さて本編についてですが、学校での生活風景だったり、トップ棋士たちのアツい戦いだったりと、これまで(と言ってもまだ2話分)は零の公式戦と少し離れた内容の展開でしたね。
特に1話は生活感が溢れていて面白く感じたのですが、今回からいよいよ零の対局にもクローズアップ!
その一方、川本家ではひなたに異変が……。
気になる3話「Chapter.50 六月」「Chapter.51 てんとう虫の木①」の感想コラム、どうぞお付き合いのほどを宜しくお願い致します。
Contents
1 Chapter.50 六月1.1 新人戦1.2 夏到来の裏に潜む影2 Chapter.51 てんとう虫の木①2.1 懐かしさと淋しさと……2.2 愛情と引き換えに得た強さ3 3月のライオン 第3話感想と今後の展望
■Chapter.50 六月
今回は松本&スミスの愛すべき先輩コンビが、隅倉九段のドデカ革靴に驚くシーンからスタート。
隅倉さん、意外にも1話から皆勤賞ですね。
そしてその靴の大きさ、なんと29.5cm!!
……これ、日本プロバスケットボール選手のバッシュなみのサイズです。
そりゃ格闘界にスカウトされたって噂立つわ。w
どうやら対局の昼休憩中だったみたいで、シーンはOPを挟んで零と二階堂が昼食を取っているところへ。
新人戦
「プロジェクトX」の話ではなく、新人戦について二人は話していましたね。
(二階堂演じる岡本信彦さんの「プロジェクトX」の発音好きです♬。)
二人は真逆のブロックに別れてしまっているため決勝まで当たらない、そのことをやっぱり二階堂は不服に感じているようです。
共同の休憩スペースにいるようでして、優しく二人を諭す有本九段など、他の面々がいつもの通りでないことがちょっと新鮮でした。
新人戦参加の規定の一つ、五段以下でいられる期間が少ないことを忘れていたせいか、顔を赤くしてしまった零。
ちなみに新人王戦の公式参加規定は以下の通りです。
参加定員・資格
1. 26歳以下
2. 六段以下(タイトル戦経験者は除く)
3. 成績選抜の女流枠(ただし、26歳以下)4名
4. 赤旗名人戦優勝者(赤旗名人)
5. 前期三段リーグ成績上位者(※定員40名から前述の1~4の合計人数を引いた人数が参加)
※日本将棋連盟公式HPより引用
また対戦方式は、決勝だけ3戦方式で他は一発勝負のトーナメントとのこと。
4、5番についてはよくわかりませんが、二人の話している規定がリアルのもの通りであることがよくわかりますね。
夏到来の裏に潜む影
場面がガラリと変わり、三日月堂の新商品会議へ。
モモちゃん考案から生まれたアヒル寒天でしたが、アヒルが寒天の中に入ったVer.がなんともシュールでした。w
そんな孫たちとお爺ちゃんのやりとりが微笑ましい反面、一心不乱に新アイディアのイラストを描いているひなたの姿が。
序文でも少しふれましたが、姉・あかりが声をかけてもどこかうわの空の彼女は、どうやら学校で何かあった様子です。
ただ今回の3話では詳細が明らかになりませんでしたので、このことについては次回への展望と合わせて最後に改めて考えたいと思います。
■Chapter.51 てんとう虫の木①
日付が変わり、川本姉妹に勧められたパンを頬張る零の姿。
今回ひなたに元気がありませんでしたので、回想とはいえはしゃいでいる彼女の姿が見られて本当に良かったです!
パンとコーヒー牛乳という最高のマッチングに舌鼓を打ちつつ、この後の対局のイメージトレーニングをする零の目に、ある木の姿が映ります。
懐かしさと淋しさと……
ある木とは、零が通っていた小学校に植えてあったてんとう虫が卵を生んでいた木と同じものでした。
懐かしさとともに零の頭によぎった当時の一人ぼっちだった記憶。
まだまだ子供なのに、ひたすら気配を消そうとする努力、新しい家で居場所を見つけようとする努力、そんな直向きな姿勢が不思議と悪いほうに傾いたつらさはなんとも形容しがたいものですね。
特に「僕が手伝えば手伝うほど」と「お母さんはますます困った顔になっていってしまった」という一口のセリフの中に生まれている間が、当時の零のやるせなさを物語っているようでした。
愛情と引き換えに得た強さ
どうしようもない現状と直面することを避けるように没頭した将棋。
その日の対局でも見事に勝利を収めていましたが、
「指して、指して、指して……」
と繰り返す零の言葉には、底知れない重みが感じられました。
苦難を苦難と感じずにすむよう明け暮れた将棋が、今までの零にとっては全てだったのですね。
ただ、最後に彼の元に届いたあかりからの晩御飯の誘いのメール。
これは、今の彼にとっての優先順位が変わりつつあることを指し示しているようにも感じました。
■3月のライオン 第3話感想と今後の展望
導入部分が明るい描写だっただけに、中盤以降の静けさがより印象的に感じられた今回の第3話。
零の過去の振り返りがとても悲しく感じられたことともう一つ、有本九段が零と二階堂に言った
「絵に描いた餅は美味いが、腹にはたまらん」
というセリフが私の心に色濃く残っています。
そして最後にひなたが抱える悩みについて。
EDの後、涙を流しながら帰ってきたひなたの足元を見る限り、とても嫌な予感しかしません。
今回の零もそうですが、まっすぐな行動が必ずしも報われない事実をどうしたら変えられるのか。
いつかはその答えにいつかはたどり着いきたいと願いつつ、『3月のライオン』次週放送を静かに待ちたいと思います。
3月のライオン 第2シリーズ 感想コラムのまとめ
2017.10.30
(あにぶ編集部/哲太)
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